2015年09月20日

資料館設立20周年企画ご案内!

資料館リーフ.jpg皆さま
岡まさはる記念長崎平和資料館は、今年10月をもって設立20周年を迎えます!

 この平和資料館は、日本の無責任な現状の告発に生涯を捧げた故岡正治氏の遺志を継ぎ、史実に基づいて日本の加害責任を訴えようと1995年10月1日に市民の手で設立されました。設立20周年にあたって、この平和資料館の設立の趣旨や使命を再確認するために「設立20周年記念事業」を企画しました。
 ぜひ皆さま、ご参加くださいexclamation×2

第1弾
日 時 : 2015年10月 3日(土)13時30分 〜 17時
場 所 : 長崎県教育文化会館2階大会議室(長崎市筑後町2−1)
内 容
第1部:徐勝さん講演会(13時30分〜15時)
「東アジアとは何か?−日本のアジア侵略とヘゲモニー」

第2部:日中友好・希望の翼シンポジウム(15時15分〜17時)
今年で13回目を迎えた、若者のための日中の歴史を知るツアー。これまでの参加者が、それぞれの思いを語ります。
参加費:無料
20周年チラシ.pdf

第2弾
日 時 : 2015年10月12日(月・祝)
開場:13時30分 〜 上映:14時 〜
場 所 : 長崎原爆資料館ホール
内 容 : 南京事件を描いた話題作が遂に長崎でも公開
「ジョン・ラーベ〜南京のシンドラー〜」上映会
入場料 : 一般1,000円 学生500円(中学生以下無料)
ジョンラーベ表.pdf
ジョンラーベ裏.pdf
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2015年09月10日

資料館リーフレットの特別版紹介

資料館リーフ1.JPG皆さま
先日、韓国の徐敬徳(ソ・ギョンドク)誠信女子大教授から、岡まさはる記念長崎平和資料館の展示内容のことを知り、平和活動の一環として、資料館のリーフレットを土台にして若干の追加も加えて作成したいという、有り難いお申し出がありました。8月25日に送られてきたリーフレットは、ハングル、英語、日本語の3ヶ国語で作成され、たくさんの写真と共に、より詳しい説明や証言等が随所に盛り込まれ、これを見れば岡資料館の概要、展示内容がきっちり伝わってきます。
現在、資料館にて日本語版とともに入館者に希望があれば渡しております。
資料館にお越しの際はぜひ、このリーフレットもどうぞご覧くださいexclamation×2
リーフレットの内側を見る
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2015年09月06日

書籍2冊ご案内

この夏、8月9日に発行された書籍を2つ、ご案内いたします。
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(1)「軍艦島、生きていたくも死にたくもなし〜長崎の世界遺産 高島・端島と朝鮮人・中国人の記録」
長崎在日朝鮮人の人権を守る会発行。頒価1000円。
「2015年8月9日、長崎原爆70周年の朝、長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼碑の前に立つ私たちは、軍艦島の世界遺産登録は認めるが、日本政府、官房、経済産業省の牽強付会でご都合主義に貫かれた「近代化産業遺産」ストーリーは容認できない。歴史的事実(Fact)をもって、すなわち、日本帝国主義と三菱財閥によって強制連行された朝鮮人・中国人の証言をここに示して、人々が虚妄に陥ることのないようにと切に願うものである」(本書12ページより)

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(2)「回想 本島等」編・監修 平野伸人 長崎新聞社刊 定価1800円+税
「「戦争と原爆」を問い続けた本島等思想は、今の世の中にも投影されなければならない。市長時代の天皇の戦争責任発言から銃撃事件を経ても変わらない信念。そして、一市民となってから平和運動に尽くした生き方にこそ大きな価値を感じざるを得ない。それが「本島等の思想」であり、「遺言」ではないだろうか。」
(本書6ページより)

上記2冊の本は、岡資料館で取り扱っております。ぜひ、ご一読ください!
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2015年08月30日

2015年長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会メッセージ

朝鮮人原爆犠牲者追悼碑.gif皆さま
遅くなりましたが、今年の長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会メッセージです。
どうぞご一読ください。
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   長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会メッセージ

 この長崎の街に原子爆弾が投下されて70年の歳月が流れました。私たちは朝鮮人原爆犠牲者の無念の死を悼み、爆心地公園に集っています。戦後70年の節目の年といわれ、戦前戦後の歳月を振り返り、さまざまな考察や総括が展開されておりますが、日本の植民地支配と侵略戦争の加害責任が真剣に問われているとは思われません。それどころか、歴史修正主義がはびこり、戦後レジームからの脱却を唱える政治すらまかり通っています。私はこの現状を深く憂い、到底黙認することはできません。なぜならば、そこに精神の堕落、倫理感の欠如を見ないわけにはいかないからです。多数の朝鮮人が被爆したのは日本の植民地支配と侵略戦争に原因があることは明らかであるにも拘わらず、その責任を痛感することなく、被爆者援護行政において差別排除してきた歴史は倫理感の欠如以外の何ものでもありません。今なお、医療費の支給に内外の差別があるのみならず、朝鮮民主主義人民共和国の被爆者には何の援護もありません。
 日本の加害責任が問われるのはもとより被爆者に対してだけではありません。侵略戦争の犠牲となった朝鮮人を、日本は無責任にも援護の対象外として切り捨てました。サンフランシスコ平和条約の発効(1952年4月28日)の2日後に制定された「戦傷病者戦没者遺族等援護法」に国籍条項を設けて2万人を超える朝鮮人を排除したのです。朝鮮人戦死者のなかには、少なくとも11人の特攻隊員と、BC級戦犯として処刑された23人が含まれています。BC級戦犯の朝鮮人は日本兵が嫌がる連合国軍捕虜の監視に当たらされたことも知らなければなりません。日本軍の一員として戦った者に対するあからさまな排除は人倫にもとる恥ずべき行為にほかなりません。戦後20年を経て締結された「日韓基本条約」によって「解決済み」とする政府見解に至っては、朝鮮民主主義人民共和国とは無関係であることに加えて、この条約は基本的に賠償条約ではなく経済協力協定に過ぎないことを政府自ら銘記する必要があります。

 戦後70年を過ぎてもなお戦時中の加害責任を国際社会から追及されている最大の問題として日本軍「慰安婦」問題があります。「慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、・・・ 慰安婦の募集については ・・・ 甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、・・・ また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった」という河野談話に異議を唱える言説が国会内にさえあることは真に由々しきことです。国際社会、とりわけ国連から「真摯な謝罪表明と適切な賠償」と「教科書での教育」を行なうようしばしば勧告(社会権規約委員会、拷問禁止委員会、自由権規約委員会、人種差別撤廃委員会等)されていることに背を向け続ければ、「歴史倫理」(歴史に責任を負うこと)に背く国という不信感は避けられず、国民にとっても不名誉きわまりない事態に陥ります。戦後ドイツのように、歴史倫理に沿って加害責任を果たさないかぎり、次代を担う子どもたちにも不名誉のツケを負わせる羽目にならざるを得ません。在外被爆者問題、朝鮮人戦争犠牲者の補償問題、朝鮮人・中国人強制連行問題、日朝国交正常化問題、朝鮮人戦没者の靖国合祀問題、朝鮮高級学校に対する無償化不適用問題等々、未解決の問題は「慰安婦」問題に限りません。「戦後日本は、先の大戦における痛切な反省を胸に、歩みを刻みました」(安倍首相の米国議会演説)などと誇らしげに言うのは、植民地支配と侵略戦争の加害責任に背を向けて来た現実を無視する自己矛盾にほかなりません。

 戦後70年の今日、私たちは重大な岐路に立たされています。自公政権は集団的自衛権の行使を容認し、そのための「安保法案」を衆議院において強行採決しました。これは明らかに立憲主義にも民主主義にも違反するばかりか、日本を平和国家から戦争国家へと逆行させる背信行為です。再び戦争の加害も被害もあってはなりません。私たちは憲法を守る民意を結集してこの危険きわまりない法案の成立を断固阻止しなければなりません。今や全国的に高まっている廃案の要求は必ず実現すると信じます。
 無念やるかたないNPT再検討会議の決裂について一言申し上げます。これは、米国を初めとする核兵器保有国が主導したものでしたが、一方、日本政府も「核の傘」を容認してこの決裂に加担した責任を免れません。政府も国民も今こそ絶対悪の原爆投下までももたらした戦争責任を深く認識したうえで、核兵器の非人道性とその廃絶を世界に訴える責務があると痛感してやみません。

 以上の見地に立って、私は次のことを日本政府に要求します。皆さんの賛同をいただければ幸いです。
一、在外被爆者にも国内被爆者と平等に医療費を全額支給すること
一、朝鮮民主主義人民共和国の被爆者に被爆者援護法適用の道を開くこと
一、日本軍「慰安婦」問題をはじめ、未解決の加害責任問題を速やかに解決すること
一、日朝ピョンヤン宣言に基づいて、朝鮮民主主義人民共和国と国交を正常化すること

 最後になりましたが、朝鮮人原爆犠牲者の無念に思いを馳せて、早朝にもかかわらずご参集くださいました皆様に心から感謝申し上げます。
 2015年8月9日
             長崎在日朝鮮人の人権を守る会代表  實 康 稔
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2015年08月09日

2015年長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会報告

今朝の早朝集会についての報告が、岡資料館スタッフから写真と共に送られてきました。
ぜひご覧くださいexclamation×2

国内外から350人参列 ことしの早朝集会
 今年の長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼集会は日本国内、海外から350人が参列して開かれました。被爆・戦後70年に当たっての言葉や、犠牲者への沈黙、花飾り、韓国舞踊、音楽演奏もありました。
 参列者の中には、1979年に結成された長崎県朝鮮人被爆者協議会の初代会長、李奇相さんの孫や、韓国、米国の宗教関係者、オランダ人元捕虜の遺族らの姿も。
 最後に、長崎在日朝鮮人の人権を守る会の高實康稔代表が集会メッセージ(別紙)を読み上げて発表、日本政府に対し「在外被爆者にも国内被爆者と平等に医療費を全額支給すること」など4項目を要求しています。
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