2014年12月10日

第14回長崎と南京を結ぶ集い ― 南京大虐殺生存者長崎証言集会 ―

陳徳寿さんブログ.jpg皆さま

近現代史講座と同日ですが、南京大虐殺証言集会が開催されます。
生存者の高齢化がすすむなか、直接にお話を伺える機会は本当に貴重です。
ぜひ多くのかた、ご参加ください。
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第14回長崎と南京を結ぶ集い
―南京大虐殺生存者長崎証言集会―

日時:12月13日(土)18時〜
場所:教育文化会館2階大会議室(長崎駅から徒歩5分)
入場料:一般 1000円/学生(大・高・中)500円

 今年も12月13日が近づいてきました。1937年のこの日、日本軍は南京を陥落させ、6週間以上も、虐殺、強姦、略奪、放火等を繰り返しました。この南京大虐殺という出来事は、中国の人々、とりわけ被害者の方々にとって、深い悲しみと苦悩の記憶に結びついています。  一方、日本では、南京大虐殺を学び反省するどころか、未だに「南京大虐殺はなかった」といった主張が堂々となされている状況です。被害者は、75年前に日本軍によって生命や尊厳を奪われたうえ、現在も否定され、忘れ去られようとしているのです。
 私達はこの現状を変えようと、毎年12月に生存者の方を南京から招聘し、集会を開いています。高齢の生存者が日本で証言をされるのは精神的・肉体的に大変なことに違いありません。領土問題で日中の対立が煽られている今こそ、多くの方に、歴史の証人である生存者の声に耳を傾けていただきたいと思います。ご参加をお待ちしています。

◆南京大虐殺生存者・陳徳寿さんの証言
 1932年生まれ。日本兵が若い女性を探すために自宅にあらわれ、同居の叔母(当時27歳・2歳と4歳の子どもあり)が抵抗したため刺し殺される。父は、日本軍が放火した地域に救助活動に行った際に捕まり、刺し殺されたことを後に祖父から知らされた。

◆解説:張亮さん(南京大虐殺紀念館職員)
 南京大虐殺の膨大な資料を展示する南京大虐殺記念館(正式には侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館)。生存者が高齢化するなか、歴史・記憶の継承や資料の収集・保存等、紀念館が果たす役割はより重要になっている。今回は、紀念館より張亮さんをおまねきし、南京大虐殺についてのプレゼンテーションをしていただく。なお、岡まさはる記念長崎平和資料館は、紀念館の友好館。
※写真は陳徳寿さん

資料館メッセージを読む
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「靖国神社とは何なのか」〜近現代史講座第5期第3回ご案内

kingendaisikouza2_R.jpg皆さま

いよいよ「特定秘密保護法」が施行され、「大本営発表」に左右されるような時代がやってきました。そして、戦争で死ぬことを美化するための装置、靖国神社もまた、その必要性が高まってきているようです。
今回はその靖国神社の歴史を掘り下げて考えていきます。
ぜひご参加ください。
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日本の近現代史 第5期 第3回
靖国神社とは何なのか 〜招魂社から靖国への疑問〜
レポーター:葛西よう子さん(女性史研究家)
日時:2014年12月13日(土)14時〜16時
場所:長崎県教育文化会館 401号室 (長崎駅前電停より徒歩3分)

※どなたでも自由に参加できます。参加費(資料代)300円が必要です。

【講座概要】
 幕末の戦争で最も多くの犠牲者を出した長州藩主は、1865年下関桜山に招魂社をたてた。民間信仰として受け継がれて来た御霊信仰=恨みを抱いたまま死んだ怨霊が災厄をもたらすのをおそれ、鎮めるための神社である。維新の志士を祀る招魂祭が年々おこなわれていた。江戸城が無血開城した直後江戸城内に神座がもうけられ、「叡慮=孝明天皇の志」によって永く「其霊魂を祭祀」するものだとしている。
 69年東京遷都と共に九段坂の幕府軍歩兵屯所跡に「東京招魂社」が建てられ、戊辰戦争の新政府側3588名の招魂式が行われた。「国家」としての日本が顕現されると共に東京招魂社は「靖国神社」と改名された。通常の神社は内務省の管轄だが、87年には陸海軍省専管となった。81年陸軍省が戦没者の忠節を顕彰するため境内に武器陳列場を建設「遊就館」と名づけられた。94年日清戦争が開始されると、その戦利品が続々と「遊就館」に収められた。1904年日露戦争開始。圧倒的な犠牲と国力を動員したこの戦争で、勅使が派遣され、06年には日露戦争の戦死者約8万名の招魂式が行われた。祭神を「英霊」と呼ぶようになり、戦争の激化に応じて「靖国で会おう」との言葉が使われた。
 1945年GHQは「神道指令」をだす。神社神道に対する特別の保護を禁止した。「宗教法人法」公布、一宗教法人として存続する他はなくなった。52年日本は独立、10月戦後初めての例大祭が行われ、昭和天皇と吉田首相が参拝した。独立と共に戦没者遺族等援護法が施行され、翌年軍人恩給も復活する。これの適用に戦犯が加えられた。A級戦犯については、78年松平永芳宮司の「東京裁判史観の否認」の意志が働いて密かに合祀された。68年キリスト教の牧師、角田氏が兄を霊璽簿から外してくれと要求したが、神社は拒否、朝鮮半島出身者21181人、台湾出身者2万7863人が祀られている。これらの遺族からの取り下げにも神社は応じていない。
 首相の参拝の公式、非公式問題、諸外国からの批判問題、など靖国にまつわる問題を分析、靖国が果たして来た歴史的意味を解剖したい。
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2014年11月22日

朴ミンギュさん8回目の命日&第12回総会

朴さん書籍写真.jpg

長崎の朝鮮人被爆者であり貴重な証言者でもあった、朴ミンギュさんが11/21に亡くなって、今日で8年目となります。今年も、平和のために学び活動している「孫娘」福田美智子さんが、朴さんへの思いを書いてくれました。ぜひご一読ください。
(写真は朴ミンキュさんの一生を写真とメッセージでつづった「明るく生きなければ何も生まれない」です。資料館で発売しております。頒価千円)

また、この11月23日には資料館の第12回総会が開催されます。会員の方はぜひ御出席ください。来年は資料館設立20周年となります。ぜひ、一緒にアイディアを出し合って、素晴らしい年にいたしましょう!!

日時:2014年11月23日(日・祝)14:00〜16:00
場所:長崎教育文化会館401号室
※事前に送付しました資料を御持参ください。☆★☆「孫娘」からのメッセージを読む☆★☆
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2014年10月01日

「近代日本論と歴史認識」〜近現代史講座第5期第1回ご案内

近現代史講座第1回ブログ写真.gif
皆さま

長らくお待たせしました!
この10月より、「もう一度学ぼう! 日本の近現代史講座」第5期が始まります。

今回は、これまでの講座のまとめともいうべきもので、これまで学んだ歴史とその認識をもって、教科書や靖国など現在における様々な問題を分析し、その解決のための視点・立ち位置を探るものとなっています。

どうぞ多くの方、ご参加ください!
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日本の近現代史 第5期 第1回

「近代日本論と歴史認識」
レポーター:高實康稔さん(岡まさはる記念長崎平和資料館理事長)

日時:2014年10月11日(土)14時〜16時
場所:長崎県教育文化会館 401号室 (長崎駅前電停より徒歩3分)

※どなたでも自由に参加できます。参加費(資料代)300円が必要です。

【講座概要】
 日本はアジア諸国と近代の歴史認識を共有しえていません。国家間の戦後処理を終えても、(朝鮮民主主義人民共和個とは国交正常化すら果たされていない)、歴史認識のズレは一向に改善されず、むしろ深まる観さえあります。アジアにおける異文化理解・交流と友好親善にとって、歴史認識の問題は避けて通れない基本的な問題であるにも拘わらず、なぜ歴史認識の隔たりが解消されないのでしょうか。
 この講座では、まず歴史認識のズレの具体例(教科書問題、南京大虐殺問題、「慰安婦」問題、原爆問題など)をあげ、近代日本の植民地支配や侵略戦争に対する彼我の認識の相違を明らかにし、歴史の教訓に学ぶと言いながら、実際には歴史を歪曲し、責任逃れを正当化する言動が跡を絶たない日本の現状を問います。その原因は情報の閉鎖性と自らの被害者意識にあるとよく言われますが、戦後70年近い歳月の経過を考えるとき、より深い原因が日本文化(伝統的思考・行動様式)のなかに秘められているのではないかと疑ってみる
必要があります。数ある近代日本論をひもとけば、その点を照射した解明の糸口が得られるかも知れないからです。ここで取り上げているのはピエール・ロチの<欧米模倣>論、ルース・ベネディクトの<各々其ノ所ヲ得>論、金素雲の<民族差別>論、戴季陶の<町人根性>論ですが、これらを巡って歴史認識不徹底との因果関係の有無とその濃淡を丹念に探ってみた結果、これらの近代日本論には思いのほか多大な示唆が潜んでいることに衝撃と感銘を禁じえませんでした。その奥深い示唆について述べるとともに、現状克服の方途として、
ドナルド・キーンの<受容の能力>論、中山治の<心理的解離現象>論、大江健三郎の<あいまいな日本>論などに着目し、「受容文化」と「解離」を自覚することによって、歴史の歪曲や曖昧な認識から脱却すべきことを訴えたいと思います。

※なお、第5期の全講座の案内は、以下をクリックしてご覧ください。
日本の近現代史講座5第左側.cwk (DR).pdf

全講座案内.png


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2014年08月25日

第12回《日中友好・希望の翼》帰国報告会ご案内

皆さま

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今年も、「日中友好・希望の翼」として派遣された若い世代が、中国で見たこと、感じ、考えたことを報告します。
ぜひ、多くの方ご参加くださり、若い世代と、その体験や思いをシェアしてください!

(以下、案内より)
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第12回《日中友好・希望の翼》帰国報告会
  〜第14次岡まさはる記念長崎平和資料館友好訪中団〜

 今年は南京大虐殺77年目を迎えます。当資料館では第14次友好訪中団を、友好提携関係にある南京大虐殺記念館に派遣しました。また、その一環として、今年も真の日中友好のために、第12回《日中友好・希望の翼》として若い世代を派遣することにしました。今年は大学生2名(県立大、長大)が参加。上海から南京へ、さらに河北へと日本軍の侵略の跡をたどり、日本軍が中国で何をしたのか、生存者と会って直接話を聞き・交流しました。
 顔が見える交流ほど友好の絆を深めるものはありません。《日中友好・希望の翼》として派遣した学生が、この旅で何を感じ何を考えたか、帰国報告会を行います。
 《日中友好・希望の翼》の体験が、歴史を踏まえた未来の信頼関係を築きあげる原点となることを信じています。若い世代が見て、感じた中国の旅の報告会です。ぜひおいでください。

日時:2014年8月31日(日)14時〜16時30分
場所:長崎県勤労福祉会館4階第2中会議室
※ 入場無料
旅程を見る
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2014年08月15日

2014年長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会報告

今日は敗戦記念日。そして昨日8月14日は、「日本軍『慰安婦』メモリアル・デー」。1991年に韓国の金学順さんが日本軍「慰安婦」被害者として初めて名乗り出た日でした。

早朝集会2jpg.jpg

さて、今年の長崎朝鮮人犠牲者追悼早朝集会のご報告です。
今年は台風接近で少し天気が危ぶまれましたが、無事、開催されました。参加者は250人ほどで、いつものように原爆犠牲者への沈黙、ゲストの方々からのご挨拶があり、最後に高實代表のメッセージが出されました。
今年のゲストは、金鐘大総連県本部委員長、郭貴勲韓国原爆被害者協会名誉会長、そして、韓国の強制動員調査委員会の許光茂(ホ・ガンム)さん。許さんは今年3月に出版された「原爆と朝鮮人第7集」の翻訳監修をしていただいた方です。

早朝集会でホガンム氏.jpg

集会の最後に皆で追悼碑に花飾りをして、無念の思いで亡くなっていった方々に思いを馳せました。

早朝集会で挨拶する高實代表.jpg

※写真は上から、集会の様子、挨拶をされる許光茂さん、メッセージを読み上げる高實代表。早朝集会メッセージを読む
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2014年08月02日

2013年08月02日 徐正雨(ソ・ジョンウ)さん13回目の命日

20050802e0589932.jpg8月2日、今年も、徐正雨さんの13回目の命日がやってきました。

徐さんは軍艦島(端島)に14才で強制連行され、海底炭鉱で苛酷な労働を強いられました。
その後、長崎市内の三菱造船所で被爆、その後も生活苦と強制労働や被爆による病苦に苦しみ、「青春をかえせ!健康をかえせ!差別をなくせ!」と、日本政府、三菱、そして日本人の差別とたたかい続けた、壮絶な人生でした。

※徐さんについては、追悼文集「その誇り高き人生」(頒価1000円)、また以下のサイトをご覧ください。
http://www.d3.dion.ne.jp/~okakinen/2kai/hasima.html

また、軍艦島への強制連行、強制労働については
「軍艦島に耳を澄ませば−端島に強制連行された朝鮮人・中国人の記録」長崎在日朝鮮人の人権を守る会編 社会評論社 2200円+税
http://www.shahyo.com/mokuroku/war_peace/war_crime/ISBN978-4-7845-1506-6.php
をぜひ、ご一読ください。(当資料館でも販売しております)

そして、8月9日、例年どおり、爆心地公園脇の長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼碑の前で、早朝7時半より追悼集会がおこなわれます。
ぜひ、徐さんや、そして無念の思いで亡くなっていった方々に思いを馳せてください。
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2014年07月10日

岡まさはるさんに学ぶ会ご案内

大賀さん.jpg皆さま

今年は、岡正治さんが亡くなられて20年です。
やりたい放題の安部政権、提灯持ちにまたもや成り下がった大手マスメディア、深刻化する差別意識等々、今、起きているこの現実を、岡さんはどのように受け止め、主張されたでしょうか。
岡さんとの深い交流があり、ご自身もまた現在、平和そして人権のために身を投げ出して活動されている元毎日新聞記者の大賀和男さんのお話を伺い、今考えるべきこと、なすべきことを皆さんと共に考えていければと思います。
ぜひ、多くの方ご参加ください。

(以下、案内より )
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没後20年、愛と信念の平和活動家の人生に改めて向き合う

第10回 岡正治さんに学ぶ会

 「岡正治さんに学ぶ会」は、岡正治さんと生前交流があった方から、岡正治さんの発言や行動を含めて思い出を語っていただき、そこから今の困難な社会状況を切り拓くための示唆を得ることを目的に、2005年から毎年岡正治さんが亡くなられた7月21日前後に開催しています。
 今年は亡くなられて20年ということもあり、生前の岡正治さんをよくご存じの元毎日新聞社会部記者:大賀和男さんに「人と人が響き合うということ〜父・旧日本軍兵士とマスコミの戦争責任に向き合って」というテーマでお話しをお願いしました。
 岡正治さんが亡くなられて早くも20年になろうとしています。日本の植民地支配と侵略戦争を鋭く告発し、被害者に対する謝罪と賠償を要求して闘い続けた岡正治さんの思想と実践を振り返り、今日なお未解決の課題に取り組むための示唆を得たいものです。岡正治さんの遺志を継いで設立された当館の使命について
も改めて考える機会となれば幸いです。どうぞ「学ぶ会」にご参加ください。

日時 : 2014年7月21日(月・祝)14時 〜 16時
場所 : 長崎県教育文化会館 201会議室 (長崎市筑後町2−1)
参加費 : 無料 どなたでも参加できます
主催/連絡先 : NPO法人 岡まさはる記念長崎平和資料館
TEL/FAX: 095−820−5600
MAIL:tomoneko@land.linkclub.or.jp

講座概要を読む
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2014年06月26日

中国人原爆犠牲者追悼式ご案内

中国人原爆犠牲者追悼碑.jpg皆さま

今年も中国人原爆犠牲者追悼式が開催されます。
平和公園内での追悼碑や説明板にもウヨクの攻撃がかけられています。このような歴史歪曲・戦争推進勢力に抗するためにも、ぜひこの追悼式に多くの方がご参加くださいますよう、お願いいたします。

(以下、案内より)
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平和公園『旧浦上刑務支所・中国人原爆犠牲者追悼碑』
 中国人原爆犠牲者追悼式

日時;7月 6日(日)
午前10時30分〜11時15分まで
          (午前10時から受付を行います)
場所;長崎平和公園(平和祈念像ゾーン)

式 次 第
1,開会の言葉  高實 康稔
2,代表挨拶   本島 等
3,献花     出席者全員
4,犠牲者への黙祷 (11:02)
5,来賓紹介・挨拶
6,活動報告   事務局より
7,閉会の言葉  

 『浦上刑務支所・中国人原爆犠牲者追悼碑』維持管理委員会
 中国人強制連行裁判を支援する会
  代 表 本 島 等

連絡先 長崎市筑後町2−1平和活動支援センター
TEL/FAX 095−822−5253 

以上
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2014年04月04日

「原爆と朝鮮人 第7集」ついに出ました!

原爆と朝鮮人7集.JPG皆さま
「原爆と朝鮮人」第7集(長崎在日朝鮮人の人権を守る会編)が3月15日付で発刊となりました。2002年の第1集再版から12年。満を持して出された第7集のサブタイトルは、「長崎市軍需企業朝鮮人強制動員実態調査報告書」です。戦時中の朝鮮人労働者に関する公的資料や、韓国の政府機関である「対日抗争期強制動員被害調査及び国外強制動員犠牲者等支援委員会」の中心的調査研究員の論文に記された事実を追跡調査。その結果、判明した事実により、これまでの記録に追加修正を加えてより正確を期し、また「強制動員口述記録集」を和訳するなどして、三菱長崎造船所や川南工業への戦時動員、長崎港運、住吉トンネル工事への朝鮮人動員、そして端島編「軍艦島に耳を澄ませば−ふたたび」として、サハリンからの二重徴用の実態と証言が載せられています。ぜひこの貴重な資料をご覧ください。
※当資料館にて販売しています。(1500円)
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2014年03月02日

近現代史講座第4期第7回「撫順戦犯管理所が照射する日中戦争」ご案内

近現代史講座第4期7回ブログ.gif

皆さま
今回の近現代史講座は、「撫順戦犯管理所が照射する日中戦争 〜『鬼』から『人』へ〜」です。
日本がアジアにもたらした甚大な被害、とりわけ中国では南京大虐殺をはじめ、数々の残虐な行為を行いました。中国ではそうした行為をした日本の戦犯に対し、人間的扱いを行うことで、その責任を、制度的なものだけではなく、1人1人の戦犯個人の心の内側からも真摯に問い直して反省してもらいたいと、人間的な扱いをしました。そうした赦しや理解のうえに築かれてきた信頼が、今また、心ない言論により崩されようとしています。今こそ、この歴史を学び、人倫の道を考え直す謙虚さが日本人には必要なのではないでしょうか。
ぜひ共に考えましょう。どうぞご参加を!

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日本の近現代史 第4期 第7回
撫順戦犯管理所が照射する日中戦争 〜「鬼」から「人」へ〜
レポーター  奥山 忍 さん(高校教員)

日時:2014年3月8日(土)14時〜16時
場所:長崎市民会館 第3研修室

※どなたでも自由に参加できます。参加費(資料代)300円が必要です。

【講座概要】
 2013年12月26日安倍首相は、現職総理として7年ぶりに靖国神社に参拝しました。韓国や中国からの抗議はもちろんのこと、米国からも「失望」が表明されました。東アジアのさらなる外交悪化を日本が招いてしまったからです。

 戦争の被害者・加害者双方の当事者が減少している中で、およそ70年余り前の過去の記憶はどんどん失われています。靖国参拝をするような首相のもとでは、東アジアの歴史認識の溝は埋まることはありません。領土問題などの緊張が続く東アジア各国で、ナショナリズムの嵐が吹き荒れ、最悪の事態をまねく可能性が高いことは、誰の目にも明らかでしょう。もはや私たちにはどうすることもできないのでしょうか?

 戦争の和解という非常に困難なことを、日中双方の被害者・加害者である当事者らが、成し遂げた希有なできごとがあります。「撫順の奇蹟」です。「撫順の奇蹟」とは、瀋陽(旧奉天)近郊の撫順戦犯管理所に収容された日本人「戦犯」らが、中国側の「人道政策」にもとづく教育によって人間の尊厳をとりもどし、自らが戦争で犯した罪を認め(認罪)、その罪を告白し(坦白)、心からの謝罪と反省を行った結果、1956年に中国で行われた裁判(瀋陽国際軍事裁判)では、特に罪の重い45名のみが起訴され、残りの約1000名余が起訴免
除・釈放となったできごとをさします。起訴された45名には有期刑が下されましたが、非常に寛大な処置がとられ、刑期満了前に釈放となりました。第2次世界大戦の戦犯を連合国が裁いた39の軍事法廷で、1人の死刑判決も無期懲役も出さずに全員が釈放されたのは、この裁判だけです。

 撫順戦犯管理所で、いったい何が起こり、どのような経緯をたどって「奇蹟」が生み出されたのでしょう?被害者・加害者双方に和解の困難さを乗り越えさせたものは何だったのか?
 「撫順の奇蹟」について学ぶことは、日本が東アジア諸国との和解をすすめ、未来を切り拓く道へつながるのではないかと思います。ぜひ、みなさんとの意見交換をしたいと思います。

以上
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2014年02月01日

近現代史講座第4期第6回「戦争と女性」ご案内

近現代史講座6回ブログ.gif
皆さま

今回の近現代史講座は、「戦争と女性」です。
女性として、どのように国が求める役割を自己の内部に受け入れていったのか、そしてそれはなぜなのか、この思考回路を明らかにし、二度と戦争遂行に組み入れられないためにも、私たちはあらためてこれを考えていかなければならないと思います。

ぜひ多くの方、ご参加ください!


(以下、案内より)
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もう一度学ぼう! 日本の近現代史講座 第4期第6回
「戦争と女性」
レポーター:国武雅子さん

【講座概要】

戦前、日本の女性には参政権がなかった。政治家として国政に関与することはできず、選挙で意思を示すことも許されなかった。戦争することを決めたのは男性たちである。
その戦争によって女性たちの人生も大きな影響を受けた。生活を統制され、夫や息子を戦場に送り、次代の兵士を産み育てることを求められ、さらには労働力としても駆り出された。多くの女性たちは、戦争についての充分な情報も持たず、男女差別の構造の中で、与えられた状況に耐え、求められた役割をこなすことで、結果としては侵略戦争に加担していった。

戦争が本格化する前、少数の自覚的な女性たちは「戦争を嫌い、平和を愛するのは、婦人自身の感情というよりも、むしろ本能」「母親や妻にとって戦争ほど呪わしいものはない」などと女性の立場からの戦争反対を唱えたが、それを国家政策に反映させる術を持たなかった。そしてやがては「日本民族の母としての地位を確認された」として戦争に協力していく。戦争遂行のために作られた機関の役職に就任し、それを女性の政治参加と捉えた。男性優位の社会の中で、抑圧と差別の中にあったからこそ、国家によって認められることに意義を見出そうとした。

戦争の時代、国民の命も生活もすべては国のため、戦争のための手段であった。国のために犠牲になることを強いられた人々は、一方で他国の人々を苦しめた。人権の抑圧が戦争につながり、戦争は人権を破壊する。国家が個人の思想と生活を極限まで支配した時代を探ることによって、平和と人権の問題について改めて考えてみたい。

 日時:2014年2月8日(土)14時〜16時
 場所:長崎市民会館・2階 研修室

※いつもと会場が違いますのでご注意ください。
※どなたでも自由に参加できます。参加費(資料代)300円が必要です。


 主催&問合せ:NPO法人 岡まさはる記念長崎平和資料館(820ー5600)
       メール:tomoneko@ngs1.cncm.ne.jp


以上
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2014年01月07日

近現代史講座第4期第5回「第二次世界大戦・ヨーロッパ戦線と日本の動向」ご案内

近現代史4期5回.gif
皆さま

今年も岡まさはる記念長崎平和資料館をよろしくお願いいたします。
まずは、昨年に引き続き、大好評の近現代史講座のご案内です。
ぜひご参加ください!!

(以下、案内より。転載歓迎・重複すみません)
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もう一度学ぼう! 日本の近現代史講座 第4期第5回
第二次世界大戦・ヨーロッパ戦線と日本の動向
レポーター:門 更月さん 

【講座概要】
 1939年9月1日ドイツ軍のポーランド侵攻から第二次世界大戦がはじまった。翌年ナチス・ドイツはオランダ・ベルギー・フランスを降伏させ,ヨーロッパ大陸の大半を支配した。優勢なドイツ側にイタリアも加わった。一方,日中戦争の長期化に苦しむ日本は日独伊三国同盟・日ソ中立条約を成立させて,資源確保を目的に仏領インドシナに軍を進めた。第二次世界大戦が大きく転換するのは1941年のことである。6月に独ソ戦が開始され,12月に日本がアメリカ・イギリスと開戦すると,それまで別々に展開していたヨーロッパの戦争とアジアの戦争が結びついて,文字どおりの「世界大戦」となった。
 第二次世界大戦は,日独伊ファシズム三国と米英ソ反ファシズム連合国との対立図式で見られることが多いが,日独伊の軍事協定も緊密な協力体制とはならず,また反ファシズム連合国といっても,社会主義国ソ連と英米との軋轢,さらに英米間の帝国主義政策の相違などの対立をふくんでいた。日本では一般的に大戦の敗因をアメリカの豊富な物量戦や原爆投下に重きをおく傾向が見られるが,中国の抗日人民戦線が日本陸軍の主力部隊を追いつめていたことを忘れてはならない。またヨーロッパでもアメリカ参戦が戦局を大きく転換させたことは確かだが,ソ連が甚大な被害をこうむりながらも粘り強くドイツ軍を撃退して反撃に転じ,ついにはベルリンを陥落させたことは重要である。さらにヨーロッパや中国・アジア諸地域の占領地域で,ファシズム諸国の収奪や圧政に対する民衆の抵抗運動・武装闘争が活発化し,ドイツや日本の敗北を促進させた。そしてそれは大戦後,反ファシズムの枠を超えて,欧米諸国の植民地支配をうち破って自立する民族解放運動の高揚をひきおこした。
 第二次世界大戦の勃発から終結に至るまでヨーロッパの戦況を中心に見ながら,それらの状況と日本の動きがどのように関連していたのかを探るとともに,第二次世界大戦が戦後世界のありように与えた影響を考えたい。

 日時:2014年1月11日(土)14時〜16時
 場所:長崎市民会館・地階 会議室

※いつもと会場が違いますのでご注意ください。
※どなたでも自由に参加できます。参加費(資料代)300円が必要です。

以上
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2013年12月10日

近現代史講座第4期第4回「『慰安婦』と呼ばれたアジアの女性たち」ご案内

近現代史4回.gif
皆さま

今回の近現代史講座は日本軍「慰安婦」問題です。
どんなに国際的非難が行われようとけして日本政府が率直に認めようとしない、また、次世代に教えようとしないのは、この問題が徹底的な民族差別、女性差別の究極のかたちだからです。
この悲惨な歴史を繰り返させないためにはまずどういった視点に立つことが必要なのか。ともに考えていきましょう。

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もう一度学ぼう! 日本の近現代史講座 第4期第4回
「慰安婦」と呼ばれたアジアの女性たち
レポーター:葛西よう子さん(女性史研究家)

日時:2013年12月14日(土)14時〜16時
場所:長崎市民会館・7階 研修室1&2

※いつもと会場が違います。玄関入って右のエレベーターで7階へお上がりください。
※どなたでも自由に参加できます。参加費(資料代)300円が必要です。
 

【講座概要】
 明治維新後政府が真っ先に手がけたものの一つが「公娼制度」という管理売春制度であった。お上が遊郭業者に鑑札を渡し、代わりに税金を取ってその営業を保護するものである。女性は物であり、意志も尊厳も無い存在であるとの認識と、公娼制度の延長線上に従軍慰安婦は生み出された。
 南京大虐殺が起こった翌1938年、「部外秘、陸軍認可済」として出された小冊子「戦時服務提要」に「性病ニ関シテハ・・・慰安所ノ衛生設備ヲ完備スルト共ニ軍所定以外ノ売春婦、土民トノ接触ハ厳ニ根絶スルヲ要ス」と述べられている。性病や非行(強姦等)が皇軍を内部から腐敗させることを軍指導部は恐れ、長期戦から起こる軍の反乱を防止しするために女性の性を兵士たちに当てがおうとした。兵士自身の姉妹や妻を想起させる日本女性で無く、植民地の女性や日本人でもかって売春婦であった人たちなら、聖戦遂行の人身御供にしてもかまわないと軍の支配層は考えたのである。最初の慰安所は南京大虐殺直後に上海に作られた。ここに長崎県知事がかかわったといわれる。
 この事実が世界に報道されるきっかけは、1980年韓国の多数の婦人団体が、長い沈黙の後語り始めた元慰安婦の人々の声を受けて調査を開始して以後のことである。しかし日本政府はこの悲痛な訴えを現在まで真剣に取り上げていない。
 私がじかに接した慰安婦にされた女性たちの声を語りながら、日本人として戦争責任に共に向き合う姿勢を話し合いたい。

以上

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第13回南京大虐殺生存者長崎証言集会案内

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皆さま

特定秘密保護法が強行採決され、いよいよきな臭さが増してきました。
戦前を知る高齢者や専門家が口々に1930年代に似ていると言い、それと同時に、当時の現実を知る方々の声が、当時生まれてもいないような人たちに否定される状況が頻出するようになってきました。しかし、どんな詭弁をもってしても、事実は変えることはできません。現実にその場を生き抜いた人に直接会い、その言葉でそのときの状況や思いに触れたなら、それをどうやって隠したり、否定できるというのでしょうか。
生存者の方に会いその言葉を直接聞くことで、この揺るぎない事実を再確認し、戦争を美化しようとする勢力に対抗するためにも、ぜひご参加ください。

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第13回長崎と南京を結ぶ集い
―南京大虐殺生存者長崎証言集会―

日時:12月12日(木)18:30〜20:30
場所:教育文化会館2階大会議室(長崎駅から徒歩5分)
入場料:一般 1000円/学生(大・高・中)500円

 今年も12月13日が近づいてきました。1937年のこの日、日本軍は南京を陥落させ、6週間以上も、虐殺、強姦、略奪、放火等を繰り返しました。この南京大虐殺という出来事は、中国の人々、とりわけ被害者の方々にとって、深い悲しみと苦悩の記憶に結びついています。  一方、日本では、南京大虐殺を学び反省するどころか、未だに「南京大虐殺はなかった」といった主張が堂々となされている状況です。被害者は、75年前に日本軍によって生命や尊厳を奪われたうえ、現在も否定され、忘れ去られようとしているのです。
 私達はこの現状を変えようと、毎年12月に生存者の方を南京から招聘し、集会を開いています。高齢の生存者が日本で証言をされるのは精神的・肉体的に大変なことに違いありません。領土問題で日中の対立が煽られている今こそ、多くの方に、歴史の証人である生存者の声に耳を傾けていただきたいと思います。ご参加をお待ちしています。

◆南京大虐殺生存者・岑洪桂(シン・コウケイ)さんの証言
 1924年生まれ。南京大虐殺発生当時、南京に住んでいた。両親と、火災から避
難、妹さんが銃弾に撃たれる、父親が数人の男性とともに日本軍に連行される等
の被害を受けた。

◆解説:曽向東(ソ・コウトウ)さん(侵華日軍南京大虐殺史研究会会刊執行主
編)

※写真は岑洪桂(シン・コウケイ)さん

以上
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2013年11月03日

「ぬちがふぅ(命果報)〜玉砕場からの証言」上映会案内

ぬちがふぅ.jpg

皆さま

沖縄・辺野古の美しい海を埋め立て米軍基地をつくらせようという日本政府。この国は、同時に、沖縄で過去何があったのかという真の歴史をも、埋め立て続けようとしています。
「歴史の記憶は弱者にある。しかし、それこそが伝えられるべき歴史である」(コリアNGOセンター郭辰雄さん:当映画HP動画内)、それはまさに、私たちが持つべき視座ではないでしょうか。
 この証言記録は、伝えられるべき歴史を埋め立てさせることがないようにとの、私たちへのメッセージであり、警告でもあります。ぜひご覧ください。

(以下、案内より)
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ドキュメンタリー映画「ぬちがふぅ(命果報)〜玉砕場からの証言」上映会

【日 時】 11月10日(日) 13:30〜
【場 所】 長崎市チトセピアホール チトセピアビル2階
     ※朴壽南監督の講演あり
【入場料】 当日1200円・前売り1000円・学生500円
【主  催】 NPO法人・岡まさはる記念長崎平和資料館
【問合せ】 予約 :電話 095-820-5600 メール:tomoneko@ngs1.cncm.ne.jp

<解説>

太平洋戦争末期の沖縄戦における慶良間諸島の住民や、朝鮮半島から連行されてきた軍属や慰安婦たちの「玉砕」の真実を明らかにしていくドキュメンタリー。
太平洋戦争で米軍が最初に上陸を目指した沖縄県の慶良間諸島では、日本軍が島の住民に集団自決(玉砕)を命じ、スパイ容疑による虐殺や飢餓なども含め、多くの住民の命が失われた。また、慶良間諸島には朝鮮半島から約1000人の若者が軍属として、21人の少女たちが慰安婦として連行されていた。在日コリアン2世の朴壽南(パク・スナム)監督が、2006年から08年にかけて取材した証言の記録と、20年前に撮影し、これまで未公開だったフィルムをつなぎあわせて完成させた。タイトルの「ぬちがふぅ(命果報)」は、島とともに生まれ変わる「命の幸せ」という沖縄に伝わる言葉から。

(「ぬちがふぅ」映画HP)
http://www.geocities.jp/nutigafu/Top_story.html

(動画予告編)
http://www.geocities.jp/nutigafu/Top_screen.html

以上

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2013年11月02日

近現代史講座第4期第3回「朝鮮人・中国人強制連行の実相」ご案内

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皆さま

今回の近現代史講座は、岡まさはる記念長崎平和資料館の高實理事長による、まさに日本人が知っておくべき歴史の基礎講座ともいえるものです。
この機会に、あらためて歴史の事実を見詰めなおし、歪曲や嘘に惑わされない確固とした視点を持つために、多くの方々と共に学習していきたいと思います。
ぜひ、ご参加ください!

(以下、案内より)
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もう一度学ぼう! 日本の近現代史講座 第4期第3回
朝鮮人・中国人強制連行の実相
レポーター:高實康稔さん 

【講座概要】
 強制連行を否定しようとする歴史歪曲の動きが強まっています。朝鮮人強制連行と中国人強制連行は、それぞれ、なぜ、いつから、どのように実施されたのかを明らかにし、否定論や懐疑論に流されないための基礎的知識を提供します。朝鮮人・中国人強制連行は日中戦争の激化に伴う労働力不足(徴兵と軍需産業の強化)を補うことを目的として、国家権力が決定し実行したものですが、産業界の強い要求があったことを見逃してはなりません。

 朝鮮人強制連行は1939年の閣議決定「労務動員実施計画」のなかに組み込む形で「朝鮮人労務者内地移住に関する件」(同年7月、内務・厚生両次官通牒)によって開始され、「募集」、「官斡旋」、「徴用」の3段階を踏んで強化されました。それぞれの連行実態をみれば、いずれも強制連行であり、徴用のみを強制連行というのは故意に矮小化する誤りです。総数は政府公認の人数だけでも72万5千人で、日本敗戦までの死亡者は約6万人と推定されています。

 中国人強制連行は1942年の閣議決定「華人労務者内地移入に関する件」により、1943年4月から約1年間の試験移入(約1千人)を経て本格化し、全国135箇所の事業所に総数約4万人が連行され、死亡者は約7千人にのぼりました。捕虜の連行という見方は誤りで、大半は拉致された農民でした。

 端島(軍艦島)に焦点を当てて、強制連行・強制労働の実態を知己の被害者の証言によって明らかにし、残された家族の苦しみについても述べます。
 朝鮮人・中国人の原爆被爆についても、植民地支配と侵略戦争の犠牲者という視点から、時間の許す範囲内で概説するように努めます。

 日時:2013年11月9日(土)14時〜16時
 場所:長崎中央公民館 視聴覚室

※どなたでも自由に参加できます。参加費(資料代)300円が必要です

以上

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2013年10月08日

近現代史講座第4期第2回「原爆と原発ーその『受忍』と『平和責任』」ご案内

近現代講座第二回ブログ用_R.jpg皆さま

近現代史講座第4期第2回のご案内です。
今回は核について議論するとき、必ず出てくる「核抑止論」や「受忍論」を、どのような論理で超えていくことができるのか、共に考えていきたいと思います。
ぜひご参加ください。

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もう一度学ぼう! 日本の近現代史講座 第4期第2回
原爆と原発ーその「受忍」と「平和責任」
レポーター:高橋眞司さん 

【講座概要】
 かつて、アメリカのAP通信社がまとめた20世紀の十大ニュースの第一位にあげられたのはヒロシマ・ナガサキへの原爆投下であった。これによって、人類史は歴史の新しい段階、核時代へ移行したといえるからである。ところで、原爆投下が必要であったかどうかについては、さまざまな議論がある。
 映画「プラトーン」や「JFK」の制作で世界的に知られるオリバー・ストーン監督は、昨年「もう一つのアメリカ史」と題する全10回のドキュメンタリー映画を制作し、そのなかで原爆投下をあつかった。そうして、この夏、長崎を訪問し、超満員の聴衆をまえに「原爆投下は必要でなかった」ことを力説した。
 他方、3・11を経験した私たちは、核時代は、原爆と原発、すなわち、核兵器と「原子力の平和利用」としての原発の両者からなり立っていることを痛いほど思い知らされた。

 この講座では、核時代を推進し、核兵器と核実験、核施設を受容させ存続させる論理【核抑止論】と、原爆被害、ならびに原子力発電所の稼働と原発事故の被害をふくむ、あらゆる核被害を堪え忍び受忍させる思想【受忍論】を、核時代の「文化的暴力」としてとらえ、それらを平和に対する権利と【平和責任】の観点から批判的に検討することを試みる。

 日時:2013年10月12日(土)14時〜16時
 場所:長崎中央公民館 視聴覚室

 ※どなたでも自由に参加できます。参加費(資料代)300円が必要です
 ※通し券(8回分・1800円)も岡資料館にて販売しております。
 ※全講座日程・内容については、お手数ですが下記ページをご覧ください。
日本の近現代史講座4期全体.cwk (DR).pdf


以上
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2013年09月29日

第11回《日中友好・希望の翼》帰国報告会ご案内

皆さま

今夏も若き希望の翼がまた中国での交流を深めてまいりました。
ぜひ、報告会にご参加ください!

(以下、案内より)
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第11回《日中友好・希望の翼》帰国報告会
− 第13次岡まさはる記念長崎平和資料館友好訪中団 −

今年は南京大虐殺76年目を迎えます。当資料館では第13次友好訪中団を友好提携関係にある南京大虐殺記念館に派遣します。また、その一環として、今年は真の日中友好のために《日中友好・希望の翼》として若い世代を派遣することにします。今年は長崎大学2年生の女性が参加します。
 今回は、南京途上の常州において日本人がこれまで訪れたことのない虐殺の地を訪問します。中国大陸への全面戦争を展開した日本軍は、南京へ向かいせん滅作戦を展開し、常州では中国農民たちを焼き尽くし殺し尽くし奪い尽くし生活そのものを破壊しました。南京では、侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館見学、追悼集会、新しい虐殺跡地の見学、これまで来日された大虐殺幸存者、ご家族たちとの交流会を行います。また、南京大学の学生と交流し、現地で受難者からの聞き取りを行います。虐殺が行われた現地に立ち、幸存者のお話を聞きます。
相手の顔が見える交流ほど友好の絆を深めるものはありません。《日中友好・希望の翼》として派遣した学生がこの旅で何を感じ、何を考えたか、帰国報告会を行います。《日中友好・希望の翼》の体験が歴史を踏まえた未来の信頼関係を築きあげる原点となることを信じています。若い世代が見て、感じた中国の旅の報告会です。ぜひお越しください。

日 時 : 2013年10月5日(土)14時〜16時   
場 所 : 長崎県教育文化会館(長崎市筑後町) 401
※入場無料です。どなたでも参加できます。

以上
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2013年09月10日

日本の近現代史講座第4期第1回「アジア・太平洋戦争の罪」ご案内

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皆さま

好評をいただいている岡まさはる記念長崎平和資料館企画、「もう一度学ぼう! 日本の近現代史」第4期がいよいよスタートいたします。
今期はこれまで以上に濃い講座がずらりと予定されております。
ぜひ、一緒に学んでいきましょう!

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もう一度学ぼう! 日本の近現代史 第4期 第1回

アジア・太平洋戦争の罪
〜大東亜共栄圏の“夢”と失望〜

レポーター:木永勝也 
【講座概要】
1941年12月8日のマレー半島コタバル上陸からはじまった戦争は、当時「大東亜戦争」と呼ばれた。それは東南アジアの一部や西太平洋地域の島々をふくむ地域に「大東亜共栄圏」という、当時の“夢”の実現を目指した戦争でもあったからだ。「自存自衛」のための資源・物資確保という身も蓋もない戦争目的のかたわらで、欧米の植民地主義とは異なる理念をめざして、「大東亜新秩序」を「建設」するという目的が占領地であるいは日本国内で語られ、そうしたアジア解放の“幻想”に日本人のいくらかが、またアジアの人々もとりつかれた。
“幻想”のもとで各地にもたらされた人的被害や経済的被害は膨大なものだった。虐殺や略奪といったことだけでなく、占領地での日本軍の自足自給というありかたは、通貨政策ともあいまって経済活動の混乱をもたらした。さらに占領地各地の生活習慣、宗教、言語など文化的・精神的な面への被害もあった。そうしたアジア・太平洋戦争が各地の人に与えた様々な被害の実情を概観してみよう。
また、「大東亜共同宣言」(1943年)に見られる「独立」という“夢”は占領地ほか各地に様々な「親日」派を生みだしたし、困惑や“失望”をももたらした。取り憑かれた人々は日本国内だけではなかった面もある。そうした人々の期待と幻滅という視点からも、「大東亜戦争」と呼んだ意味を考えてみよう。

 日時:2013年9月14日(土)14時〜16時
 場所:長崎中央公民館・研修室5(長崎市民会館正面入口を右)
 ※どなたでも自由に参加できます。参加費(資料代)300円が必要です
 ※通し券(8回分・1800円)も岡資料館にて販売しております。
 ※全講座日程・内容については、下記をご覧ください。
日本の近現代史講座4期全体.cwk (DR).pdf
 

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