2017年11月21日

朴ミンギュさん11回目の命日

パクさん追悼集写真.jpg 長崎の朝鮮人被爆者であり貴重な証言者でもあった、朴ミンギュさんが2006年11月21日午後1時41分に亡くなって、はや11年目です。朴さんは、長崎において、故・徐正雨さん亡き後には、唯ひとりの朝鮮人被爆者について語ることのできる方でした。原爆資料館にもその証言がビデオで流されており、彼の人生と言葉は、幾多の人々に衝撃と平和への強い願いをもたらし続けてきました。

資料館では朴さんの人生と活動を記録した追悼集を発行しております。
最後まで平和と反差別のために闘い、仲間を大事にして、「明るく生きなければ何も生まれない」といって、いつもどんなときにもユーモアと笑いを忘れなかった朴さん。真剣に仕事をし、機関紙を自転車で配り、講話で学生たちを激励し続けた、あの朴さんの足跡がここにあります。
ぜひご一読ください。(頒価千円)
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「韓国に学ぶ旅」報告会と資料館総会

皆さま

◆岡まさはる記念長崎平和資料館では、この8月に「韓国に学ぶ旅」を行いました。
目的は、日本の植民地支配における韓国の被害状況を知ること、韓国の教育者や学生と交流すること、また韓国が現在抱えている問題等を知ることです。
その報告会をおこないます。どうぞご参加ください。
 期日:11月23日(木・祝) 13:00〜15:00
 場所:長崎県総合福祉センター 4階会議室(V3)

◆本年10月1日をもって岡まさはる記念長崎平和資料館は設立22周年を迎えました。そして、特定非営利法人(NPO法人)として、第16期を迎えています。これもひとえに設立の趣旨に対する会員の皆さまのご理解とご支援の賜と深く感謝しております。

つきましては、以下のように総会を開催いたします。
 期日と場所は、上記報告会と同じです。
 時間は、報告会に引き続いての、15:00〜17:00 となります。
会員の方は万障お繰り合わせのうえ、ぜひ御出席くださいますようお願いいたします。
※事前に郵送された資料を御持参ください。

以上
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2017年11月03日

侵華日軍第731部隊罪証陳列館館長・金成民さん講演会のご案内

金成民さん.jpg侵華日軍第731部隊罪証陳列館館長・金成民さん講演会

「731部隊の歴史と遺跡の保護」

11月11日(土)14時〜16時(13時半開場)
場所:勤労福祉会館3階大会議室
参加費 一般1000円 学生500円
主催:NPO法人 岡まさはる記念長崎平和資料館

中国の黒竜江省・ハルビン市にある「侵華日華第731部隊罪証陳列館」は、第二次大戦中、日本軍が極秘のうちに生物・細菌兵器開発をすすめていた731部隊の跡地に作られています。この731部隊罪証陳列館の金成民館長が来崎され、講演会を開催するはこびとなりました。日本ではまだ十分に知られているとは言い難い731部隊の実態を知り、また中国がそれらをどのように後世に伝えようとしているのかを知る良い機会です。ぜひ講演会へおいで下さい。

(以下、岡まきはる記念長崎平和資料館の展示キャプションより)
【731部隊とは】
事実上の日本の植民地であった「満州国」に作られた日本軍の特殊部隊の名称で、正式には関東軍防疫給水部本部という。初代の部隊長の名をとって「石井部隊」と呼ばれることもある。
【部隊の活動】
部隊の表向きの活動は、伝染病の予防と日本軍兵士の飲料水を確保するための水質浄化だったが、真の目的は強力な細菌兵器・化学兵器の研究、開発、製造であり、その過程において非人間的な人体実験や生体解剖が繰り返された。実験材料とされた人々は「マルタ」と呼ばれ、その多くは抵抗運動を理由に日本軍によって捕えられた中国人ご朝鮮人・ロシア人・モンゴル人等で、犠牲者の数は3000名以上と考えられている。
【敗戦と米軍との取引】
ソ連が参戦した段階で敗戦は必至と判断した軍は、731部隊施設の徹底的な破壊と、すべての関係書類を処分し一切の証拠が残らないように命令を下した。収容されていた捕虜(『マルタ』)を全員殺害し、731部隊員は密かに日本へ帰国した。石井は部隊員に731部隊の経歴や所業を口外することを厳しく禁じたが、細菌兵器・化学兵器の開発の事実をつかんだ米軍は、1945年末には石井を逮捕した。しかし731部隊の生物・化学兵器の具体的な実験データを欲するアメリカと、戦犯としての裁きを免れたい石井との間で取引が成立し、東京裁判においても731部隊関係者が裁かれることはなかった。
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2017年09月21日

ドキュメンタリー映画「大平門 消えた1300人」上映会ご案内

太平門.gif皆さま

今年は南京大虐殺が起きて80年目にあたります。
戦争がいかに悲惨であり人間性を失わせるものか、猛々しい言葉が飛び交う現在、あらためて大虐殺生存者の貴重な声に耳を傾け、共に知り、考えていきましょう。

「ドキュメンタリー映画 太平門 消えた1300人」(監督 松岡環)
日時:2017年10月15日(日)
開場13:30 開始14時(上映時間約75分)
場所:原爆資料館ホール
一般1000円 学生500円
主催:岡まさはる記念長崎平和資料館

〜以下、チラシより〜
 南京城の東に位置する玄武湖。…(中略)…この湖のほとりに太平門と名付けられた1つの城門があった。南京攻略戦には約20万の日本軍が南京に向かった。「太平門に於ける守備の一中隊長が処理せしもの約1300」(第16師団中島今朝吾師団長日記)、「数日各所に銃声が聞こえた。太平門外の大きな外濠が死骸で埋められてゆく」(第30師団佐々木到一旅団長の私記)に太平門の集団虐殺が記されている。しかし太平門での市民や捕虜の殺戮は、現在まで研究者の間でまったく取り上げられてこなかった。…(中略)…以来5年の歳月をかけて太平門付近から集団転出先まで人々を追い、たった一人の生存者がいたことを突きとめた。その人は小王(シャオワン)と、太平門の住民から呼ばれていた。(監督 松岡環)
チラシ表.pdf
チラシ裏.pdf
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2017年08月15日

8・9早朝集会報告と徐正雨さんの16回目の命日

皆さま

8月9日早朝、雨のなか例年どおり、長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会が開催されました。
参加者の報告です(一部抜粋)。
*****************************************
 早朝集会は予定通り7時過ぎから時折、激しい雨の中で開かれました。Kさんが福岡から準備に駆け付けてくれました。遅れて理事や受付ボランティアの方々等、見えました。ほかにもたくさん。
 もちろん、韓国からは二世の会代表(イカンニョンさんの息子)、中学生の団体、宗教家など大勢。

20170809早朝集会写真.jpg 
 柴田さんの進行で、沈黙、来賓(総連長崎県本部長)あいさつ、韓国二世の会代表の尺八演奏(アリラン)などに続き、柴田さんが添付メッセージを読み上げました。再度の沈黙、花飾りと進みました。
 徐正雨さんの息子さんも来ておられたようです。
 實さんがいない悲しさはありますが、岡さん、實さんがいなくなっても集会が継続されることに安心しました。

早朝集会メッセージ1.pdf
早朝集会メッセージ2.pdf

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なお、上記報告にもあります、徐正雨(ソ・ジョンウ)さんとは、14歳で端島炭鉱(軍艦島)への強制連行され、海底炭鉱での過酷な労働を強いられ、あげく長崎市内の三菱造船所で被爆。戦後も強制労働や被爆による様々な体調不良と生活苦に苦しみながらも、その体験や想いを私たちに伝え続けてくださった方です。
8月2日は、徐正雨さんの16回目の命日でした。
※徐さんについては、追悼文集「その誇り高き人生」(頒価1000円)、また以下のサイトをご覧ください。
http://www.d3.dion.ne.jp/~okakinen/2kai/hasima.html

また、軍艦島への強制連行、強制労働については
「軍艦島に耳を澄ませば−端島に強制連行された朝鮮人・中国人の記録」長崎在日朝鮮人の人権を守る会編 社会評論社 2200円+税
http://www.shahyo.com/mokuroku/war_peace/war_crime/ISBN978-4-7845-1506-6.php
をぜひ、ご一読ください。(当資料館でも販売しております)
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2017年07月15日

第2回 岡正治さんを語る会 第2回 岡正治さんを語る会

岡さん.jpg第2回 岡正治さんを語る会

 同正治さんが亡くなられて今年で23年目を迎えます。 昨年から岡正治さんの命日に当たる7月21日前後に、「岡正治さんを語る会」を開催してきました。
 また、今年4月7日、岡正治さんの遺志を継いで「岡まさはる記念長崎平和資料館」の設立・運営の先頭に立ってきた高實康稔前理事長が亡くなられました。
 この間、国際情勢は大きく変化し、安倍政権の下、日韓関係は冷え込み、日中関係も良好とはいえません。国内的にも、集団的自衛権の行使を容落した憲法違反の安全保障法制や、現代版「治安維持法」といわれる共謀罪法を強引に成立させ、2020年の施行に向けて平和憲法の改悪が目論まれています。

 忠魂碑公金助成違憲訴訟を闘い、二度と戦争を許さないために、天皇制の復活と靖国思想の流布に一貫して警鐘を鳴らしたのが岡正治さんでした。

 生前の岡正治さんの映像や高實前理事長が岡正治さんについて語る映像をご覧いただき、その後岡正治さんや高實前理事長のこと、参加者が普段考えていることを自由に発言できる場を設け、意見交換を行います。
 どうぞ「岡正治さんを語る会」においでください。

日 時:2017年7月22日(土)14時〜16時
場 所・岡まさはる記念長崎平和資料館 3階会憩室
    ※参加費無料、どなたでも自由に参加できます。
    ※資料館を見学される場合は入館料をお願いします。
以上

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2017年06月26日

内田雅敏弁護士講演会案内「今だからこそ一日中新時代を築こう」(仮題)

内田雅敏弁護士講演会
〜中国人強制連行問題の解決に向けて〜(仮題)

日時;2017年7月7日(金)18:30−20:30
場所;教育文化会館201会議室
主催:中国人強制連行裁判を支援する会

戦時中、日本は約4万人の中国人を強制連行し、炭鉱や鉱山、港湾、土木工事などで苛酷な労働を強いて、わずか1年余りの間に6,830名もの死亡者を出しました。労動力不足を補うために、日本政府と企業が連携して推し進めた政策で、35の企業がかかわり、労働現場は135の事業場に及びました。被害者や遺族は日本政府や加害企業に謝罪と補償を求めて要求を続けています。
そんな中、2009年10月、広島では西松建設との和解が成立し、花岡・鹿島に続く解決をみています。その中心として活動したのが、内田雅敏弁護士です。
長崎県内では三菱鉱業の高島炭鉱に205名、端島炭鉱に204名、崎戸炭鉱に436名、日鉄鉱業の鹿町炭鉱に197名の合計1,042名が強制連行され死亡者はそれぞれ15名、15名、64名、21名の合計115名にのぼりました。この死亡者のうち、崎戸の26名と鹿町の6名が遠く離れた浦上刑務支所に拘留されて原爆の犠牲となったのです。
わたしたちは、この間、長崎における中国人強制連行の問題に取り組んできました。
そして、東京での三菱マテリアル企業との交渉等に関しては内田弁護士を中心に活動を続けてきました。その結果、2016年6月1日に三菱マテリアルとの和解が成立するという大きな成果を得ることができました。
日中の関係が厳しい現在だからこそ、わたしたちは、日中間のさまざまな問題に取り組んでいく必要性を感じています。ぜひ、内田弁護士の話を聞いてみませんか。 
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中国人原爆犠牲者追悼式ご案内(新代表ご報告)

中国人原爆犠牲者追悼碑.png中国人原爆犠牲者追悼式ご案内

日時:7月8日(土)午前10:30〜11:15まで(受付10:00より)
場所:
長崎平和公園「旧浦上刑務支所・中国人原爆犠牲者追悼碑」前

式次第:1・開会の言葉
    2・代表挨拶 大賀和男
    3・献花 出席者全員
    4・犠牲者への黙祷(11:02)
    5・来賓紹介・挨拶
    6・活動報告   事務局より
    7・閉会の言葉

戦時中、長崎県には高島・端島・崎戸・鹿町の4事業所に1000人あまりの中国人が強制連行され、強制労働を強いられました。また、崎戸・鹿町から、長崎刑務所・浦上刑務支所に中国人32人が収容され、1945年8月9日の原爆により尊い命を奪われました。強制連行され過酷な強制労働を強いられ、原爆で殺されたのです。
新代表についてご紹介と報告
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2016年11月27日

南京大虐殺記念館前館長・朱成山さん講演会ご案内

朱館長.jpg





南京大虐殺記念館前館長・朱成山さん講演会

演 題:「世界記憶遺産と南京大虐殺」(予定)
      〜歴史を尊重する者は歴史から尊重され、歴史を否定する者は歴史から否定される〜

日 時:2016年12月3日仕)開場13:30 開始14時
場 所:長崎県教育文化会館2階 大会議室
参加費:一般1000円 学生500円 中学生以下無料

 岡まさはる記念長崎平和資料館の主催で、2000年よりほぼ毎年開催してきた「長崎と南京を結ぶ集い・南京大虐殺生存者長崎証言集会」に、幸存者(証言者)の派遣を自身の責任において行い続けてきた、南京大虐殺記念館前館長、現名誉館長の朱成山先生が長崎を訪れます。
 館長就任中、朱成山前館長は南京大虐殺記念館の拡大と展示物の充実に力を入れ、南京大虐殺70周年を迎えた2007年、新しい館を開館させました。現在館長職を後進に譲り、北京で新しい任務に就いていると聞いています。忙しい中、日本各地で南京集会を開催してきた各団体との更なる交流を求めて日本に来られます。長崎は、熊本に次いで2番目の訪問地となります。岡まきはる記念長崎平和資料館は南京大虐殺記念館と友好館提携を結んでいますが、これも当時の朱成山館長の決断がなければ、決して実現しなかったでしょう。
 また、朱成山前館長は、館長就任中に南京大虐殺を世界記憶遺産としてユネスコに登録することにも尽力され、昨年南京大虐殺は世界記憶遺産に登録されました。20年にわたり館長の要職を務められ、大きな功績を残された朱成山前館長の講演会にぜひおいでください!
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2016年10月14日

フィリピン人元日本軍「慰安婦」支援チャリティカフェ&トーク

20161015福田.jpg
・・・岡資料館チャリティカフェ&トーク・・・
「長大生、フィリピンの元「慰安婦」に出会う。
  〜オンラインでひらく、学びの可能性〜  」

日時:2016年10月15日(土)14〜16時
場所:岡まさはる記念長崎平和資料館3階会議室
参加費:1000円(フィリピン産フェアトレードコーヒー・おやつ付)
 ※参加費はフィリピン人元「慰安婦」のグループ「リラ・ピリピナ」への支援になります。

◆豊かな自然と、温かくフレンドリーな人々の国フィリピン。近年、目覚ましい経済成長を遂げていますが、人々の記憶には、日本による占領期の記憶は鮮明に残っています。それでも、日本軍「慰安婦」問題は日比両国で目を背けられ、忘れ去られようとしています。日本軍によって組織的・継続的にレイプされた体験をもつ彼女たちは、80代半ばから90代になった今も、正義の回復と女性への性暴力廃絶を求めて闘っています。

当館理事でフィリピン・マニラ在住の福田美智子さんは、フィリピン人元日本軍「慰安婦」サパイバーの団体「リラ・ピリピナ」のオフィス兼シェルターに8ヶ月間下宿しました。現在は、インターネットのオンライン通話サービスを利用し、長崎大学をはじめとした日本の大学の学生とサパイバーをつないで証言をしてもらうプロジェクトを行っています。

このたび一時帰国した福田さんを招き、プロジェクトの概要や学生の反応、サバイパーの現状を報告してもらうことになりました。フィリピンのフェアトレードコーヒーとフィリピンスイーツを楽しみながらの2時間にしたいと思います。ぜひお越しください。
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2016年09月06日

「横浜事件を生きて」上映会

横浜事件写真.png
「横浜事件を生きて」上映会

横浜事件は、戦前・治安維持法下の最大の言論弾圧事件と言われ、雑誌編集者や新聞記者約60名が逮捕され、拷問により4名が死亡しました。「横浜事件を生きて」は、当時中央公論社の社員であった木村亨さんの、戦後の名誉回復と国家賠償の闘いを描いたドキュメンタリーです。
既にポツダム宣言を受け入れ、敗戦を迎えたのちの8月下旬から9月にかけて、横浜事件で起訴された約30名の人たちに対し、判決が下されました。全員執行猶予付きの「有罪判決」でした。
明らかな冤罪であり、取調べ段階ですさまじい拷問が行われ4名もの死亡者を出しているのに、法的には「犯罪者」の烙印をおされたままというこの理不尽。1986年から、木村さんが中心となって再審請求が行われました。この「横浜事件を生きて」は、1990年、最高裁判決が出される直前に作られたものであり、その後の第三次再審請求(再審開始を決定した)には触れられていませんが、木村さんの魂の叫びは強く胸を打ちます。特定秘密保護法や安保法制が制定され、政府が再び国民の言論を封殺しようともくろんでいる今日、横浜事件
と真正面から闘った木村さんの姿からは学ぶべきものが多くあります。
kimura.GIF

日時:10月2日(日)開場13:30 上映14時〜
場所:教育文化会館2階・大会議室
料金:資料代として300円(高校生以下は無料)

内容:1・DVD「横浜事件を生きて」上映(60分)
   2・岡記念館展示「弾圧に抗し戦争に反対した人たち」解説
   3・意見交換
以上
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2016年08月15日

2016年長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会メッセージ 

朝鮮人原爆犠牲者追悼碑.gif
  長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会メッセージ

 米軍がこの長崎の街にブルトニューム原子爆弾を投下したあの日から71年目の朝を迎えました。私たちは朝鮮人原爆犠牲者に思いを馳せて追悼碑の前に集っています。どれほど無念であったことでしょう。この追悼碑は牧師で市議会議員でもあった岡正治先生の尽力によって1979年8月9日に建立されましたが、「無論、このささやかな追悼碑の建設によって、かつて日本帝国主義が、朝鮮を武力で威嚇し植民地化し、その民族を強制連行し、これを虐待酷使し、強制労働に従事させ、遂にはあの悲惨な原爆死に至らしめた戦争責任は決して消滅するものではない」、「さらにこの地上から核兵器が絶滅されるように積極的に行動する決意を新たにするものである」と述べられた建立式式辞をあらためて思い起こします。以来37年、日本の戦争責任を追及するとともに核兵器の廃絶を願った岡先生のこの思いはどれほど達成されたでしょうか。
 九死に一生を得て帰国した韓国・朝鮮人被爆者の援護にしても、日本政府は国内被爆者との平等な待遇を拒み続け、在韓被爆者の積年の裁判闘争によって、不完全ながら被爆者援護法の適用が実現したのは2003年のことでしたし、医療費の平等支給が最高裁判決によって実現したのは戦後70年を過ぎた昨年9月のことでした。しかも朝鮮民主主義人民共和国の被爆者は未だに何の援護も受けられず完全に見捨てられています。加えて、被爆者健康手帳の取得に証人もしくは証拠資料を求め続け、本人の証言がどれほど信憑性が高くても、手帳の交付申請を却下する事例が跡を絶ちません。韓国の政府機関である強制動員被害調査委員会が動員と原爆被爆を認定していても何ら考慮されません。時の壁のみならず、日本の戦争責任という朝鮮人被爆者の歴史的背景を無視した暴挙といわざるを得ません。因みに申請者の証言数例が長崎在日朝鮮人の人権を守る会発行の『原爆と朝鮮人』第7集にあります。
 非人道的な兵器として核兵器の廃絶を訴える国際世論は高まりつつありますが、核兵器保有国の反対のみならず、日本政府もこの国際世論に背を向けて米国の核の傘に依存し、核先制不使用宣言の検討にさえ異議を唱えました。被爆国日本に対する内外の批判と失望はもとより避けられません。本年5月27日、米国のオバマ大統領が広島を訪問して長文の所感を表明しましたが、原爆投下に対する謝罪はなく、「核兵器のない世界を目指す勇気」を表明したのみで具体的な対策が示されなかったことは衆目の一致するところです。「落胆した」という率直な感想が内外の被爆者から寄せられました。また、オバマ大統領は日本人被爆者と会い抱擁しましたが、そこには韓国人被爆者の姿はありませんでした。「現地を訪問した韓国人被爆者たちは、オバマ大統領が『韓国人原爆犠牲者慰霊碑』を訪問しなかったことについて、残念な気持ちを隠せなかった」とハンキョレ新聞は速報で伝えるとともに、「韓国人被爆者に言及したのは不幸中の幸い」としつつも、「今日のオバマ大統領の訪問式典に韓国人被爆者は1人も入れなかった。今朝、あまりにも悔しいので広島市長に電話して、なぜ入れてくれないのかと抗議した」という広島での被爆者の声を報じています。「韓国人被爆者が1人も入れなかった」のは、広島市長の独断ではなく日本政府が「入れさせなかった」からに違いありません。韓国原爆被害者協会がオバマ大統領に「慰霊碑への献花」を事前に要請していただけに、日本政府はこれをも阻止した疑いがあります。韓国政府も同様の要望を「外交チャンネルを通じて米国政府側に伝えた」(同紙)とのことですが、韓国からの要請の有無にかかわらず、3万人もの朝鮮人が広島原爆の犠牲となったそもそもの原因を思えば、安倍首相こそはオバマ大統領と共に「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」に赴いて謝罪すべきであったと確信します。それは一昨年8月に長崎を訪問したオリバー・ストーン監督が、「米国の原爆投下の失敗は無差別大量虐殺の国際法違反というだけではなく、日本国民に被害者意識を植えつけ、加害国日本を被害国に変貌させたことにある」と語ったことを彷彿とさせるからです。さらには、ノーベル平和賞を受賞したパグウオッシュ会議のジョゼフ・ロートブラット会長(当時)が長崎での講演(1995年夏)で、「マンハッタン計画は当初からソビエトが敵であり、ソビエトを打ち負かすために始められたものだということを最高責任者グローヴズ将軍から直接聞いた」、「従って、広島・長崎の破壊は第二次世界戦争の終結というよりも、冷戦の始まりを意味する」と語ったことからも明らかなように、原爆投下の目的が当初から対ソ戦略の一環であったことをオバマ大統領が知らないはずはないからです。

 以上の見地に立って、私はつぎのとおり、日本政府に要求します。
一、被爆者健康手帳の申請には最大限本人の証言を重視して対応すること
一、朝鮮民主主義人民共和国の被爆者に被爆者援護法適用の道を開くこと
一、安全保障関連法を廃止し、憲法9条を厳守すること
一、日朝ピョンヤン宣言に基づき、朝鮮民主主義人民共和国と国交を正常化すること

   最後になりましたが、早朝にもかかわらず、多数ご参集くださいましたことに厚く御礼を申し上げます。
  2016年8月9日 
                        長崎在日朝鮮人の人権を守る会代表   實 康 稔
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2015年12月06日

第15回南京大虐殺長崎証言集会ご案内

石秀英さん.jpg被害者の声に、まなざしに、直接ふれてください
第15回 長崎と南京を結ぶ集い
― 南京大虐殺生存者長崎証言集会 ―

 今年も12月13日が近づいてきました。1937年のこの日、日本軍は南京を陥落させ、6週間以上、虐殺、強姦、略奪、 放火等を繰り返しました。この南京大虐殺という出来事は 中国の人々、とりわけ被害者の方々にとって、深い悲しみと苦悩の記憶に結びついています。
  一方、日本では、今年10月の南京大虐殺のユネスコ世界記憶遺産登録への抗議など、被害の矮小化や、「南京大虐殺はなかった」といった主張が未だ堂々となされています。被害者は、過去に日本軍によって生命や尊厳を奪われたうえ、現在も否定され、忘れ去られようとしているのです。
  私達はこの現状を変えようと、毎年生存者の方を南京から招聘し、集会を開いています。高齢の生存者が日本で証言をされるのは精神的・肉体的に大変なことに違いありません。日中の対立が煽られている今こそ、多くの方に、歴史の証人である生存者の声に耳を傾けていただきたいと思います。ご参加をお待ちしています。

【プログラム】
◆南京大虐殺生存者 石秀英さんの証言
◆ビデオ上映
@南京市民の救護にあたった英国人牧師が見たもの 『マギー牧師の証言』
A元日本兵による証言ドキュメンタリー 『南京の松村伍長』

日 時 : 12月12日(土)14時~16時
場 所 : 教育文化会館2階大会議室
入場料: 一般 1000円/学生(大・高・中) 500円

プログラム詳細を見る
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2015年11月22日

朝鮮人被爆者朴玟奎さんの命日(11/21)と、総会のご案内(11/23)

朴さん書籍写真.jpg11月21日は、朝鮮人被爆者朴玟奎(パク・ミンギュ)さんの9回目の命日でした。
1926年に釜山の近くで生まれ、生活困窮のため14歳で単身渡日。福岡の選炭場などをはじめ各地で厳しい労働に従事し、その後移った長崎で、1945年8月9日、爆心地から約3キロ地点で被爆しました。
その後は日本社会の差別と経済的に苦しい生活を強いられながらも、朝鮮人被爆者の被爆者健康手帳取得のために奔走し、82年には朝鮮人被爆者協議会会長に就任。また80年ごろからは被爆の語り部活動も始め、平和教育にも尽力されました。(その証言ビデオは岡資料館のみならず長崎原爆資料館のコーナーでも見ることができます)

このように苦難に満ちた人生を生きた朴さんでしたが、岡資料館の受付に立ち寄っては美味しそうにタバコをふかし、人懐こい笑顔で様々なことを語ってくださいました。

「ナガサキの朝鮮を生きてきた」という壮絶な生きざまと、そのなかから「明るく生きなければ、何も生まれない」というポジティブなメッセージを、今でも私たちに向けて届けてくれている朴さん。私たちはその思いをいつまでも忘れずに、前に進んでいきたいと思います。

そして明日11月23日、NPO法人岡まさはる記念長崎平和資料館は第13回総会を開催します。20周年を迎えた今年の総会は、次世代育成事業や今後の新しい船出に向け、さまざまなことを話し合います。ぜひ会員の方、事前に郵送された資料をお持ちになり御出席ください。

※写真は朴さん追悼集(岡資料館で販売しています。頒価千円)
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2015年10月11日

20周年記念企画第二弾「ジョン・ラーベ」上映会ご案内

映画「ジョン・ラーベ」チラシ.jpgご案内がまたも遅くなりまして本当にすみません!
岡まさはる記念長崎平和資料館20周年企画第二弾として、長崎初公開「ジョン・ラーベ〜南京のシンドラー〜」上映会を開催します。

1937年、南京に迫り来る日本軍から市民を保護するため南京安全区国際委員会が設立されました。その委員長が当時シーメンス南京支社長だったジョン・ラーベです。この映画は、ラーベと国際委員会メンバーの人道的活動を、史実を基に描いたものです。
ぜひこの機会にご覧ください!!

期日:10月12日(祝日) 開場13:30 上映14:00〜
場所:原爆資料館ホール
参加費:1000円(一般)、500円(学生)

ジョンラーベ表.pdf
ジョンラーベ裏.pdf
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資料館設立20周年記念企画第一弾開催!

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10月3日、教育文化会館にて、岡まさはる記念長崎平和資料館設立20周年企画第一弾として、徐勝(ソ・スン)さん講演会と、「日中友好・希望の翼シンポジウム」が開催されました。
第一部は、「東アジアとは何か?ー日本の東アジア侵略とヘゲモニー」と題し、立命館大学教授の徐勝さんの講演。まず「東アジア」とは、日本がアジアにおけるヘゲモニーを確立した概念だとし、その後に戦後70年の中国、アメリカ、韓国の歴史と現状を俯瞰。そのうえで、日本は平和主義をバージョンアップさせ、帝国主義ヘゲモニーから脱却し、日米中心の地域秩序を民衆中心の地域秩序につくりかえることが必要と提言されました。そして、未来への展望として、岡まさはる記念長崎平和資料館においても、韓国からのパンフ製作やドイツの良心的兵役拒否ボランティア等々の、自ら理解し参加する各国の人々が関わり運営されていることが非常に重要であるとの御言葉をいただきました。

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第二部では、「日中友好・希望の翼」シンポジウムとして、これまで13年にわたり南京へ派遣してきた「若い翼」6名が集い、フィールドワークや証言聞き取り、交流で感じたこと、またこれからの思いや資料館への提言などをそれぞれ熱く語ってくれました。

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会場には初代の良心的兵役拒否ボランティアのヤネク・ダンさんも、はるばるドイツから参加し、日本語で話を聞かせてくれました。

当日の夜は徐さん、「希望の翼」の面々、またヤネクさんやフィリピン在住の福田理事なども顔を見せ、資料館20年の様々な出来事や思いを分かち合いました。
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2015年09月20日

資料館設立20周年企画ご案内!

資料館リーフ.jpg皆さま
岡まさはる記念長崎平和資料館は、今年10月をもって設立20周年を迎えます!

 この平和資料館は、日本の無責任な現状の告発に生涯を捧げた故岡正治氏の遺志を継ぎ、史実に基づいて日本の加害責任を訴えようと1995年10月1日に市民の手で設立されました。設立20周年にあたって、この平和資料館の設立の趣旨や使命を再確認するために「設立20周年記念事業」を企画しました。
 ぜひ皆さま、ご参加くださいexclamation×2

第1弾
日 時 : 2015年10月 3日(土)13時30分 〜 17時
場 所 : 長崎県教育文化会館2階大会議室(長崎市筑後町2−1)
内 容
第1部:徐勝さん講演会(13時30分〜15時)
「東アジアとは何か?−日本のアジア侵略とヘゲモニー」

第2部:日中友好・希望の翼シンポジウム(15時15分〜17時)
今年で13回目を迎えた、若者のための日中の歴史を知るツアー。これまでの参加者が、それぞれの思いを語ります。
参加費:無料
20周年チラシ.pdf

第2弾
日 時 : 2015年10月12日(月・祝)
開場:13時30分 〜 上映:14時 〜
場 所 : 長崎原爆資料館ホール
内 容 : 南京事件を描いた話題作が遂に長崎でも公開
「ジョン・ラーベ〜南京のシンドラー〜」上映会
入場料 : 一般1,000円 学生500円(中学生以下無料)
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2015年08月30日

2015年長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会メッセージ

朝鮮人原爆犠牲者追悼碑.gif皆さま
遅くなりましたが、今年の長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会メッセージです。
どうぞご一読ください。
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   長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会メッセージ

 この長崎の街に原子爆弾が投下されて70年の歳月が流れました。私たちは朝鮮人原爆犠牲者の無念の死を悼み、爆心地公園に集っています。戦後70年の節目の年といわれ、戦前戦後の歳月を振り返り、さまざまな考察や総括が展開されておりますが、日本の植民地支配と侵略戦争の加害責任が真剣に問われているとは思われません。それどころか、歴史修正主義がはびこり、戦後レジームからの脱却を唱える政治すらまかり通っています。私はこの現状を深く憂い、到底黙認することはできません。なぜならば、そこに精神の堕落、倫理感の欠如を見ないわけにはいかないからです。多数の朝鮮人が被爆したのは日本の植民地支配と侵略戦争に原因があることは明らかであるにも拘わらず、その責任を痛感することなく、被爆者援護行政において差別排除してきた歴史は倫理感の欠如以外の何ものでもありません。今なお、医療費の支給に内外の差別があるのみならず、朝鮮民主主義人民共和国の被爆者には何の援護もありません。
 日本の加害責任が問われるのはもとより被爆者に対してだけではありません。侵略戦争の犠牲となった朝鮮人を、日本は無責任にも援護の対象外として切り捨てました。サンフランシスコ平和条約の発効(1952年4月28日)の2日後に制定された「戦傷病者戦没者遺族等援護法」に国籍条項を設けて2万人を超える朝鮮人を排除したのです。朝鮮人戦死者のなかには、少なくとも11人の特攻隊員と、BC級戦犯として処刑された23人が含まれています。BC級戦犯の朝鮮人は日本兵が嫌がる連合国軍捕虜の監視に当たらされたことも知らなければなりません。日本軍の一員として戦った者に対するあからさまな排除は人倫にもとる恥ずべき行為にほかなりません。戦後20年を経て締結された「日韓基本条約」によって「解決済み」とする政府見解に至っては、朝鮮民主主義人民共和国とは無関係であることに加えて、この条約は基本的に賠償条約ではなく経済協力協定に過ぎないことを政府自ら銘記する必要があります。

 戦後70年を過ぎてもなお戦時中の加害責任を国際社会から追及されている最大の問題として日本軍「慰安婦」問題があります。「慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、・・・ 慰安婦の募集については ・・・ 甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、・・・ また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった」という河野談話に異議を唱える言説が国会内にさえあることは真に由々しきことです。国際社会、とりわけ国連から「真摯な謝罪表明と適切な賠償」と「教科書での教育」を行なうようしばしば勧告(社会権規約委員会、拷問禁止委員会、自由権規約委員会、人種差別撤廃委員会等)されていることに背を向け続ければ、「歴史倫理」(歴史に責任を負うこと)に背く国という不信感は避けられず、国民にとっても不名誉きわまりない事態に陥ります。戦後ドイツのように、歴史倫理に沿って加害責任を果たさないかぎり、次代を担う子どもたちにも不名誉のツケを負わせる羽目にならざるを得ません。在外被爆者問題、朝鮮人戦争犠牲者の補償問題、朝鮮人・中国人強制連行問題、日朝国交正常化問題、朝鮮人戦没者の靖国合祀問題、朝鮮高級学校に対する無償化不適用問題等々、未解決の問題は「慰安婦」問題に限りません。「戦後日本は、先の大戦における痛切な反省を胸に、歩みを刻みました」(安倍首相の米国議会演説)などと誇らしげに言うのは、植民地支配と侵略戦争の加害責任に背を向けて来た現実を無視する自己矛盾にほかなりません。

 戦後70年の今日、私たちは重大な岐路に立たされています。自公政権は集団的自衛権の行使を容認し、そのための「安保法案」を衆議院において強行採決しました。これは明らかに立憲主義にも民主主義にも違反するばかりか、日本を平和国家から戦争国家へと逆行させる背信行為です。再び戦争の加害も被害もあってはなりません。私たちは憲法を守る民意を結集してこの危険きわまりない法案の成立を断固阻止しなければなりません。今や全国的に高まっている廃案の要求は必ず実現すると信じます。
 無念やるかたないNPT再検討会議の決裂について一言申し上げます。これは、米国を初めとする核兵器保有国が主導したものでしたが、一方、日本政府も「核の傘」を容認してこの決裂に加担した責任を免れません。政府も国民も今こそ絶対悪の原爆投下までももたらした戦争責任を深く認識したうえで、核兵器の非人道性とその廃絶を世界に訴える責務があると痛感してやみません。

 以上の見地に立って、私は次のことを日本政府に要求します。皆さんの賛同をいただければ幸いです。
一、在外被爆者にも国内被爆者と平等に医療費を全額支給すること
一、朝鮮民主主義人民共和国の被爆者に被爆者援護法適用の道を開くこと
一、日本軍「慰安婦」問題をはじめ、未解決の加害責任問題を速やかに解決すること
一、日朝ピョンヤン宣言に基づいて、朝鮮民主主義人民共和国と国交を正常化すること

 最後になりましたが、朝鮮人原爆犠牲者の無念に思いを馳せて、早朝にもかかわらずご参集くださいました皆様に心から感謝申し上げます。
 2015年8月9日
             長崎在日朝鮮人の人権を守る会代表  實 康 稔
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2015年08月09日

2015年長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会報告

今朝の早朝集会についての報告が、岡資料館スタッフから写真と共に送られてきました。
ぜひご覧くださいexclamation×2

国内外から350人参列 ことしの早朝集会
 今年の長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼集会は日本国内、海外から350人が参列して開かれました。被爆・戦後70年に当たっての言葉や、犠牲者への沈黙、花飾り、韓国舞踊、音楽演奏もありました。
 参列者の中には、1979年に結成された長崎県朝鮮人被爆者協議会の初代会長、李奇相さんの孫や、韓国、米国の宗教関係者、オランダ人元捕虜の遺族らの姿も。
 最後に、長崎在日朝鮮人の人権を守る会の高實康稔代表が集会メッセージ(別紙)を読み上げて発表、日本政府に対し「在外被爆者にも国内被爆者と平等に医療費を全額支給すること」など4項目を要求しています。
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2015年08月07日

戦後70年、徐さん命日とそして早朝集会

皆さま

まずは案内が遅くなって申し訳ありません。
今年の長崎は被爆から70年を迎え、また、岡まさはる記念長崎平和資料館が20周年を迎えます。
憲法をないがしろにして、アメリカの戦争を共に担いたい安倍首相が長崎に来て何を言うでしょうか。そして、加害責任にもきちんと配慮してきた良心的な起草委員を一方的に外してつくられた長崎の「平和宣言」には、いったい何が書かれているのでしょうか。

今年8月2日は、長崎における強制連行の象徴の一人でもある徐正雨さんの14回目の命日でした。
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徐さんは軍艦島(端島)に14才で強制連行され、海底炭鉱で苛酷な労働を強いられました。
その後、長崎市内の三菱造船所で被爆、その後も生活苦と強制労働や被爆による病苦に苦しみ、「青春をかえせ!健康をかえせ!差別をなくせ!」と、日本政府、三菱、そして日本人の差別とたたかい続けた、壮絶な人生でした。
※徐さんについては、追悼文集「その誇り高き人生」(頒価1000円)、また以下のサイトをご覧ください。
http://www.d3.dion.ne.jp/~okakinen/2kai/hasima.html

また、軍艦島への強制連行、強制労働については
「軍艦島に耳を澄ませば−端島に強制連行された朝鮮人・中国人の記録」長崎在日朝鮮人の人権を守る会編 社会評論社 2200円+税
http://www.shahyo.com/mokuroku/war_peace/war_crime/ISBN978-4-7845-1506-6.php
をぜひ、ご一読ください。(当資料館でも販売しております)

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そして、8月9日、例年どおり、爆心地公園脇の長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼碑の前で、早朝7時半より追悼集会がおこなわれます。
ぜひ、徐さんや、そして無念の思いで亡くなっていった方々に思いを馳せてください。

※なお、当資料館は通常通り、8/7(金)、8/8(土)、8/9(日)は開館しており、8/10(月)は休館します。
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