2014年12月10日

第14回長崎と南京を結ぶ集い ― 南京大虐殺生存者長崎証言集会 ―

陳徳寿さんブログ.jpg皆さま

近現代史講座と同日ですが、南京大虐殺証言集会が開催されます。
生存者の高齢化がすすむなか、直接にお話を伺える機会は本当に貴重です。
ぜひ多くのかた、ご参加ください。
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第14回長崎と南京を結ぶ集い
―南京大虐殺生存者長崎証言集会―

日時:12月13日(土)18時〜
場所:教育文化会館2階大会議室(長崎駅から徒歩5分)
入場料:一般 1000円/学生(大・高・中)500円

 今年も12月13日が近づいてきました。1937年のこの日、日本軍は南京を陥落させ、6週間以上も、虐殺、強姦、略奪、放火等を繰り返しました。この南京大虐殺という出来事は、中国の人々、とりわけ被害者の方々にとって、深い悲しみと苦悩の記憶に結びついています。  一方、日本では、南京大虐殺を学び反省するどころか、未だに「南京大虐殺はなかった」といった主張が堂々となされている状況です。被害者は、75年前に日本軍によって生命や尊厳を奪われたうえ、現在も否定され、忘れ去られようとしているのです。
 私達はこの現状を変えようと、毎年12月に生存者の方を南京から招聘し、集会を開いています。高齢の生存者が日本で証言をされるのは精神的・肉体的に大変なことに違いありません。領土問題で日中の対立が煽られている今こそ、多くの方に、歴史の証人である生存者の声に耳を傾けていただきたいと思います。ご参加をお待ちしています。

◆南京大虐殺生存者・陳徳寿さんの証言
 1932年生まれ。日本兵が若い女性を探すために自宅にあらわれ、同居の叔母(当時27歳・2歳と4歳の子どもあり)が抵抗したため刺し殺される。父は、日本軍が放火した地域に救助活動に行った際に捕まり、刺し殺されたことを後に祖父から知らされた。

◆解説:張亮さん(南京大虐殺紀念館職員)
 南京大虐殺の膨大な資料を展示する南京大虐殺記念館(正式には侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館)。生存者が高齢化するなか、歴史・記憶の継承や資料の収集・保存等、紀念館が果たす役割はより重要になっている。今回は、紀念館より張亮さんをおまねきし、南京大虐殺についてのプレゼンテーションをしていただく。なお、岡まさはる記念長崎平和資料館は、紀念館の友好館。
※写真は陳徳寿さん



■歴史の歪曲に抗い続ける(開催にあたっての資料館メッセージ)

 「南京大虐殺は中国によるでっち上げ」「当時の南京の人口は20万人で、30万人も殺せるわけがない」「大虐殺の証拠写真はニセモノばかり」等々、南京大虐殺から77年が経とうとしている現在に至るまで、多くの政治家や“学者”が大虐殺を否定する発言を繰り返しています。南京大虐殺は学問的・法律的・政治的に決着がついた自明の出来事であり、こうした否定論はすでに論破されているにも拘わらず、です。
 2012年2月には、河村たかし名古屋市長が、「通常の戦闘行為はあって残念だが、南京事件というのはなかったのではないか」「目撃者がいない」と発言し、国内外で批難を浴びました。当館も抗議声明を発表し(当館ブログで閲覧可能)、日本政府も南京大虐殺を認めていること、家永教科書裁判の最高裁判決(1997年8月29日)で「南京での日本軍の残虐行為」は事実認定されたことなどを挙げて発言の撤回と謝罪を求めました。この南京と長崎を結ぶ集いの経験から「これまで11人の方が遠路長崎までお越しくださり、残虐な恐怖の体験を涙ながらに語ってくださいました。(中略)80歳を超える高齢の方々が勇気を奮って話される体験が目撃どころか自らの痛ましい被害体験であることを知らなければなりません。そして最後に必ず中日友好を訴えられることも忘れることができません。」とのコメントも入っています。日本の市民として、こうした否定論を毅然と退け、被害者の痛みから学びたいものです。

以上
posted by toratanu21 at 20:47| 主なニュース・ご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする