2014年10月01日

「近代日本論と歴史認識」〜近現代史講座第5期第1回ご案内

近現代史講座第1回ブログ写真.gif
皆さま

長らくお待たせしました!
この10月より、「もう一度学ぼう! 日本の近現代史講座」第5期が始まります。

今回は、これまでの講座のまとめともいうべきもので、これまで学んだ歴史とその認識をもって、教科書や靖国など現在における様々な問題を分析し、その解決のための視点・立ち位置を探るものとなっています。

どうぞ多くの方、ご参加ください!
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日本の近現代史 第5期 第1回

「近代日本論と歴史認識」
レポーター:高實康稔さん(岡まさはる記念長崎平和資料館理事長)

日時:2014年10月11日(土)14時〜16時
場所:長崎県教育文化会館 401号室 (長崎駅前電停より徒歩3分)

※どなたでも自由に参加できます。参加費(資料代)300円が必要です。

【講座概要】
 日本はアジア諸国と近代の歴史認識を共有しえていません。国家間の戦後処理を終えても、(朝鮮民主主義人民共和個とは国交正常化すら果たされていない)、歴史認識のズレは一向に改善されず、むしろ深まる観さえあります。アジアにおける異文化理解・交流と友好親善にとって、歴史認識の問題は避けて通れない基本的な問題であるにも拘わらず、なぜ歴史認識の隔たりが解消されないのでしょうか。
 この講座では、まず歴史認識のズレの具体例(教科書問題、南京大虐殺問題、「慰安婦」問題、原爆問題など)をあげ、近代日本の植民地支配や侵略戦争に対する彼我の認識の相違を明らかにし、歴史の教訓に学ぶと言いながら、実際には歴史を歪曲し、責任逃れを正当化する言動が跡を絶たない日本の現状を問います。その原因は情報の閉鎖性と自らの被害者意識にあるとよく言われますが、戦後70年近い歳月の経過を考えるとき、より深い原因が日本文化(伝統的思考・行動様式)のなかに秘められているのではないかと疑ってみる
必要があります。数ある近代日本論をひもとけば、その点を照射した解明の糸口が得られるかも知れないからです。ここで取り上げているのはピエール・ロチの<欧米模倣>論、ルース・ベネディクトの<各々其ノ所ヲ得>論、金素雲の<民族差別>論、戴季陶の<町人根性>論ですが、これらを巡って歴史認識不徹底との因果関係の有無とその濃淡を丹念に探ってみた結果、これらの近代日本論には思いのほか多大な示唆が潜んでいることに衝撃と感銘を禁じえませんでした。その奥深い示唆について述べるとともに、現状克服の方途として、
ドナルド・キーンの<受容の能力>論、中山治の<心理的解離現象>論、大江健三郎の<あいまいな日本>論などに着目し、「受容文化」と「解離」を自覚することによって、歴史の歪曲や曖昧な認識から脱却すべきことを訴えたいと思います。

※なお、第5期の全講座の案内は、以下をクリックしてご覧ください。
日本の近現代史講座5第左側.cwk (DR).pdf

全講座案内.png


posted by toratanu21 at 04:40| 主なニュース・ご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする