2008年05月31日

第6回《日中友好・希望の翼》参加学生募集!

 「銘心会南京」友好訪中団をご存知でしょうか。毎年8月15日に、南京大虐殺の犠牲者への追悼集会を南京現地で開催している大阪の市民団体で、今年で23年目を迎えます。日中両国の市民同士の理解と真の友好をめざして、南京大虐殺の事実を明らかにする研究と活動を進めています。岡まさはる記念長崎平和資料館は、2000年8月以来南京大虐殺記念館とは友好館の関係にあります。今年の夏も同会の呼びかけに応じて訪中します。訪中にあたっては、若い世代に歴史の真実を知ってもらい、日中友好の絆をより確かなものにしていくことを期待し、《日中友好・希望の翼》として、学生を募集することにいたしました。趣旨に賛同する学生の皆さんの応募をお待ちしています。


<学生募集の趣旨>

 中国への旅行者は増加し、日中友好は近年確実に発展してきました。しかしながらその一方で、日中友好に水を差す政治や社会の動きもみられ、友好の未来に影を落としてもいます。とくに靖国神社参拝をめぐる問題は両国の信頼関係を危うくするものとなっています。これは、とりもなおさず、日中間に戦前の歴史に対する見方にズレがあることを露わにしているといって過言ではないでしょう。
 中国には中日友好の土台として《前事不忘、后事之師》という不動の精神があります。「歴史を忘れず、現在と未来の教訓とする」という意味ですが、歴史認識のズレはまさにこの《前事不忘》の戒めにかかわる重大事です。一方日本では《未来志向》という言葉をよく耳にします。これはお互いに過去にこだわることなく未来の友好をこそめざすべきだという意味合いをもつ表現ですが、もし過去の事実を率直に見ることを拒むものだとすれば、中国国民の理解は到底得られない考え方といわなければなりません。真の日中友好のためには歴史認識を共有することが必要です。過去と未来は常に一連のものだからです。
 私たちは、日本の若い世代が近代史の歴史教育を他のアジア諸国と比べて十分に受けていないとはいえ、自国の近代史に無知であってよいとは考えていないと思います。史実を知って、アジア諸国民との相互理解と未来の友好親善の礎としたいと考える若い人々も多いと思います。「銘心会南京」も大学生を募集しています。南京では南京大学の学生との交流も予定しています。また、南京大虐殺を生きぬいてこられた受難者たちと交流する時間ももちます。相手の顔が見える交流ほど友好の絆を強めるものはありません。《日中友好・希望の翼》の体験が歴史を踏まえた未来の信頼関係を築きあげる原点となることを信じ、学生の皆さんを募集します。

 1937年7月7日、日本軍は北京の郊外廬溝橋で侵略戦争を激化させ、同年8月13日には戦火を上海に飛び火させました。予想もしなかった抵抗が中国側に起こり、上海近郊での広範囲な戦争は長引きました。日本軍は大部隊を投入し、中国全土で一般の民衆に対してすさまじい虐殺や性暴力、破壊を始めました。今年は、上海から南京へ日本軍の侵略の跡をたどります。虐殺が行われた現地に立ち、生存者のお話を聞き、歴史の認識を深めたいと考えています。戦争の傷跡が癒えないまま受難者たちは今も苦しみを抱えて暮らしています。私たちは「事実を知り真の友好を築く」ためのまたとない体験をすることができるでしょう。また、多くのすばらしい人との出会いもあり、異文化を知るよい機会でもあるでしょう。真の歴史を学び過ちを繰り返さないことが平和への第一歩です。


<応募要領>

1 応募資格:県内在住の学生または県内学校在学生(但し、高校生、社会人は含まない)

2 募集人数:2人

3 応募期限:2008年6月20日(金)

4 応募に必要な文書:
@ 名前、生年月日、住所、電話番号、学校名、学年を記した書面(様式は問いません)
A 応募の動機を1200字程度にまとめた文章

5 応募方法:郵送もしくはFAX

6 問い合わせ・応募文書の送付先:
〒850−0051 長崎市西坂町9−4 岡まさはる記念長崎平和資料館
FAX 095−820−5600

(注1)「第6回《日中友好・希望の翼》・第8次岡まさはる記念長崎平和資料館南京友好訪中団日程」を参照の上、応募してください。
(注2)下記期日の面接によって決定させていただきます。
日 時 : 2008年6月23日(月)18時30分から
場 所 : 岡まさはる記念長崎平和資料館 3階 会議室
(注3)無料派遣ではなく5万円の自己負担があることに留意してください。
(注4)パスポートは6箇月の残余期間が必要です。注意してください。

    
<日程>

第6回《日中友好・希望の翼》・第8次岡まさはる記念長崎平和資料館友好訪中団日程
(第23次「銘心会南京」友好訪中団合流:日本軍の上海から南京への侵略をたどる旅)


1、期 間  2008年8月12日(火)〜18日(月)7日間

2、人 数  学生募集2人

3、費 用  募集学生 50,000円

4、日 程 
8月12日(火)福岡発MU518便14:00→14:45上海着 
空港からバスで上海市内へ 日本軍侵攻上海戦跡フィールドワーク    上海宿泊
8月13日(水)午前:上海竜華烈士陵園・紀念館見学、
上海近郊戦跡見学(中国軍抗日戦八百壮士の記念戦跡など)
午後:上海戦幸存者からの聞き取り、講演「上海戦と南京大虐殺」    上海宿泊                       
8月14日(木)午前:新幹線で南京へ移動(約2時間)
午後:南京郊外孝陵衛のフィールドワークと受難者からの聞き取り
夕方:東郊叢葬地紀念碑清掃活動と追悼会               南京宿泊
8月15日(金)午前:侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館 追悼集会参加平和公園見学、紀念館見学
正午:来日された南京大虐殺幸存者達との食事交流会
          午後:南京大虐殺跡地のフィールドワーク               南京宿泊
8月16日(土)終日:南京大虐殺直後の日本軍の暴行、揚子江上流の蕪湖フィールドワーク
(予定で現在調査中)   南京宿泊
8月17日(日)午前:国際安全区フィールドワーク(金陵大学、金陵女子大学)
午後:南京大学日本語科学生との交流
  夕方:新幹線で上海へ移動                      上海宿泊                        8月18日(月)上海発MU517便10:40→13:10福岡着(帰国) 


 ※ 現地交通機関や日程、内容については、変更もありえますのでご了承ください。

以上
posted by toratanu21 at 08:08| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする