2013年11月21日

パク・ミンキュさんの、7回目の命日に寄せて

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皆さま

きょうは、朝鮮人被爆者でもあり、在日の仲間のために日本社会の差別と闘い続けた闘志でもあり、そして私たちの、尊敬する素敵なハラボジ(おじいちゃん)である朴玟奎(ぱく・みんぎゅ)さんの、7回目の命日です。

いまは海外コスタリカで平和のための勉強をしている「孫娘」、福田美智子さんがまた朴ハラボジへの思いを届けてくれました。ぜひ御一読ください。

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ハラボジ・朴玟奎さんの命日に寄せて 

 今日は、長崎の朝鮮人被爆者・朴玟奎(ぱく・みんぎゅ)さんの命日です。朴さんは、長崎で被爆し、戦後すぐから2006年に亡くなるまで、同じコリアンの被爆者の救援と反戦運動、被爆体験の継承に力を尽くされた方でした。日本によるコリアの植民地化の歴史や、コリアンの被爆者を主要なテーマとして扱う私達の資料館の設立・運営にも多大な貢献をしてくださいました。私自身、そのような朴さんの活動や人柄に影響を受け、祖父のように慕っていました。

 長崎では、約2万人のコリアンが被爆、そのうち約1万人が亡くなったと見られています(注1)。戦争中は大日本帝国臣民として過酷な労働に従事させられて被爆、戦後、日本国籍を失ってからは、被爆者援護行政から排除されていきました。そもそも公的な機関による被爆実態の調査も正確にはなされていません。

 実際には彼らの被爆による被害は凄絶なものでした。朴さんがご健在の頃、私はよくご自宅にお邪魔していました。その頃、朴さんや同胞の体験を聞かせてもらったものです。

※写真は、「自宅にて」(2004年・福田撮影)
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posted by toratanu21 at 19:45| 資料館あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月19日

フィロソフィ・センター記事

非常に遅くなって恐縮ですが、カナダのフィロソフィー・センターのサイトに、当館の記事が載っております。ぜひご覧ください!

ピース・フィロソフィー・センター

http://peacephilosophy.blogspot.ca/2013/10/oliver-stone-author-of-untold-history.html
「語られないアメリカ史」の作者オリバー・ストーン、「語られない日本史」を展示する資料館を訪問 (高實康稔館長による報告) Oliver Stone, coauthor of "Untold History of the United States" visits museum of "Untold History of Japan" (Yasunori Takazane)

また、上記センターの主催者、乗松聡子さんが岩上安身さんからインタビューを受けられたようです。こちらもどうぞ。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/96936

それから…
資料館第11回総会は11月23日(土・祝)14:00〜16:00です。
場所は教育文化会館です。会員の方は事前に送付した資料をお持ちのうえ、ご出席をお願いしますかわいい
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posted by toratanu21 at 22:16| 資料館あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月03日

「ぬちがふぅ(命果報)〜玉砕場からの証言」上映会案内

ぬちがふぅ.jpg

皆さま

沖縄・辺野古の美しい海を埋め立て米軍基地をつくらせようという日本政府。この国は、同時に、沖縄で過去何があったのかという真の歴史をも、埋め立て続けようとしています。
「歴史の記憶は弱者にある。しかし、それこそが伝えられるべき歴史である」(コリアNGOセンター郭辰雄さん:当映画HP動画内)、それはまさに、私たちが持つべき視座ではないでしょうか。
 この証言記録は、伝えられるべき歴史を埋め立てさせることがないようにとの、私たちへのメッセージであり、警告でもあります。ぜひご覧ください。

(以下、案内より)
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ドキュメンタリー映画「ぬちがふぅ(命果報)〜玉砕場からの証言」上映会

【日 時】 11月10日(日) 13:30〜
【場 所】 長崎市チトセピアホール チトセピアビル2階
     ※朴壽南監督の講演あり
【入場料】 当日1200円・前売り1000円・学生500円
【主  催】 NPO法人・岡まさはる記念長崎平和資料館
【問合せ】 予約 :電話 095-820-5600 メール:tomoneko@ngs1.cncm.ne.jp

<解説>

太平洋戦争末期の沖縄戦における慶良間諸島の住民や、朝鮮半島から連行されてきた軍属や慰安婦たちの「玉砕」の真実を明らかにしていくドキュメンタリー。
太平洋戦争で米軍が最初に上陸を目指した沖縄県の慶良間諸島では、日本軍が島の住民に集団自決(玉砕)を命じ、スパイ容疑による虐殺や飢餓なども含め、多くの住民の命が失われた。また、慶良間諸島には朝鮮半島から約1000人の若者が軍属として、21人の少女たちが慰安婦として連行されていた。在日コリアン2世の朴壽南(パク・スナム)監督が、2006年から08年にかけて取材した証言の記録と、20年前に撮影し、これまで未公開だったフィルムをつなぎあわせて完成させた。タイトルの「ぬちがふぅ(命果報)」は、島とともに生まれ変わる「命の幸せ」という沖縄に伝わる言葉から。

(「ぬちがふぅ」映画HP)
http://www.geocities.jp/nutigafu/Top_story.html

(動画予告編)
http://www.geocities.jp/nutigafu/Top_screen.html

以上

posted by toratanu21 at 10:41| 主なニュース・ご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月02日

近現代史講座第4期第3回「朝鮮人・中国人強制連行の実相」ご案内

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皆さま

今回の近現代史講座は、岡まさはる記念長崎平和資料館の高實理事長による、まさに日本人が知っておくべき歴史の基礎講座ともいえるものです。
この機会に、あらためて歴史の事実を見詰めなおし、歪曲や嘘に惑わされない確固とした視点を持つために、多くの方々と共に学習していきたいと思います。
ぜひ、ご参加ください!

(以下、案内より)
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もう一度学ぼう! 日本の近現代史講座 第4期第3回
朝鮮人・中国人強制連行の実相
レポーター:高實康稔さん 

【講座概要】
 強制連行を否定しようとする歴史歪曲の動きが強まっています。朝鮮人強制連行と中国人強制連行は、それぞれ、なぜ、いつから、どのように実施されたのかを明らかにし、否定論や懐疑論に流されないための基礎的知識を提供します。朝鮮人・中国人強制連行は日中戦争の激化に伴う労働力不足(徴兵と軍需産業の強化)を補うことを目的として、国家権力が決定し実行したものですが、産業界の強い要求があったことを見逃してはなりません。

 朝鮮人強制連行は1939年の閣議決定「労務動員実施計画」のなかに組み込む形で「朝鮮人労務者内地移住に関する件」(同年7月、内務・厚生両次官通牒)によって開始され、「募集」、「官斡旋」、「徴用」の3段階を踏んで強化されました。それぞれの連行実態をみれば、いずれも強制連行であり、徴用のみを強制連行というのは故意に矮小化する誤りです。総数は政府公認の人数だけでも72万5千人で、日本敗戦までの死亡者は約6万人と推定されています。

 中国人強制連行は1942年の閣議決定「華人労務者内地移入に関する件」により、1943年4月から約1年間の試験移入(約1千人)を経て本格化し、全国135箇所の事業所に総数約4万人が連行され、死亡者は約7千人にのぼりました。捕虜の連行という見方は誤りで、大半は拉致された農民でした。

 端島(軍艦島)に焦点を当てて、強制連行・強制労働の実態を知己の被害者の証言によって明らかにし、残された家族の苦しみについても述べます。
 朝鮮人・中国人の原爆被爆についても、植民地支配と侵略戦争の犠牲者という視点から、時間の許す範囲内で概説するように努めます。

 日時:2013年11月9日(土)14時〜16時
 場所:長崎中央公民館 視聴覚室

※どなたでも自由に参加できます。参加費(資料代)300円が必要です

以上

posted by toratanu21 at 22:14| 主なニュース・ご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする